2006年の年が明けました。
昨年の12月には一度も書き込みをしなかったわけですが、時間があれば今年は週一程度で更新をしようかと思っております。
「フロムさん」ではあまり言いたいことが言えないといいますか。
読者層の数が違いすぎるし、下手なことを書くととたんにコメントで荒らされかねないのです。
それでも、私のサイトを辛口のブログ、偉そうなブログとして評価されたりしているようです。
やはり、たまには好き勝手なことを書きたい、自分のイデーを書き留めておきたいと思うのです。
どちらを優先するというわけでもないのですが。
で、2006年になって強く思ったのですが、テレビが安易になってきたな、と言うことですか。
歌番組が見事になくなっている。
バラエティ番組ばかりが目立ち、どこからも歌声が聞こえてこない。
歌手の人たち、年末はますますヒマになったのではないかと。
ま、その分、ディナーショーとかライブとかがあって、充実された方もおられたでしょうが。
しかし、テレビ局から声がかからないというのもわびしいものだと思いますね。
それとスポーツ選手のバラエティ番組も減りました。
プロ野球選手による珍プレー好プレー、対抗運動会、お相撲さんによる歌合戦、エトセトラ、エトセトラ。
金がかかるものを極力減らしたというのでしょうか、確実に正月にかける制作費をカットしているのは明白でしょう。
大阪のローカル番組にホリエモンがゲストで出てきて、本音のトークをしていたのですが、その中でフジテレビに触れていました。
最近、フジやニッポン放送がライブドアの株を高い金で買わされたので制作費が減っているという話になった時、彼はこう反論しました。
ライブドアの株はその時より上がっている。
その額だけで、株を買った金は十分ペイしたはずだ、と。
制作費カットの理由にライブドアを利用しているだけだとのこと。
他の出演者はみんな「へぇ?、そうなんだあ」と納得していた次第。
確かに、経営側からすると格好の言い訳ができたというわけだろう。
ただ、株の値上がりというのは「含み益」にすぎないので、株価が上がったからといって、すぐにそれを使えるというわけでもないのは事実だ。
制作費カットは、将来のための布石なわけで、株の含み益をそのまま制作費にオンさせるなんてことはありえないだろう。
正直、放送業界はもはや衰退期に入り始めているような気がする。
いや、放送業界というよりも、従来の放送というビジネスモデルが通用しなくなり始めているといえるかもしれない。
デジタル化、多チャンネル化、電波独占の終焉?
2011年から、本格的デジタル化に移るわけだが、その時には今と全く違う構造が放送業界を覆っているかもしれない。
あと5年、注目すべき年月といえるだろう。
2011年、はたして私は何をしているだろう、安部邦雄