川井拓也「USTREAM 世界を変えるネット中継」(ソフトバンク新書)
ユーストリーム10のポイント
1.視聴者の数は中継主催者のネットワークスケールに比例する
私の経験から言うとツイッターのアクティブ・ユーザーはフォローされている人数の1割。ユーストリームを見に来てくれるのはその又1割。
2.視聴者にとっては、映像より音声のクオリティが大切
視聴者は他の作業をしながらユーストリームを開いている。映像より音声の方が重要。そこがテレビと違う。(つまりUstはながらメディア)
3.予測不可能性というリアリティが視聴者をひきつける
予定調和の逆、「一体この後どうなるんだろう」という予測不可能性が大事。
4.誰が見ているかが話題になる新しいメディア
他に誰が見ているかがわかる。ツイッターで知り合いになることもできる。
5.番組ではなく、動画つきコミュニティと考えよう
音声と並んで重要なのが、ソーシャルストリーム。活発な意見がかわされるコミュニティに動画がついている。
6.ソーシャルストリーム活用が進行の鍵
リアルタイムのフィードバック機能。生の反応が返ってきてそれが番組を進行させる。
7.中継設定で一番大切なのはハッシュタグ
ユーザーは、ユーストリームのURLつきツイートのハッシュタグから内容を想像して飛んでくる。
8.リアルタイム投票機能を使いこなそう
早い話、アンケート機能。
9.タイトルは中継者から視聴者への思いやり
後から見に来た人に中継動画の内容がわかるようにタイトルを工夫。
10.伝えたいことがある人のためのメディア
ユーストリームの魅力は、見るより中継する方にある。
さて、今年から来年にかけてユーストリームはどう変貌するだろうか。