嵐も吹けば、雨も降る、女の道よ、何故険し
大津美子、昭和31年のヒット曲「ここに幸あり」。
女の道は険しいらしい。
君を頼りに 私は生きる ここに幸あり、青い空
何じゃ、そりゃ。
女の道は険しいから、男を頼って生きますわ、てね、君。
そら、他力本願、あなたまかせ。
女はそんなんでは自立でけへんで、ええんか?
ま、いいか。
人生、楽しく生きないといけないわけで、その為には利用できるものは利用したらいいと言うことかも。
ここに幸あり、いい言葉です。
昔は、結婚披露宴で良く歌われた曲でした。
今は、「乾杯」か「てんとう虫のサンバ」ですかね?
「瀬戸の花嫁」とか、はしだのりひことクライマックスの「花嫁」なんかも。
そう言えば、文金高島田の花嫁を迎える時に、「花嫁人形」のエレクトーン演奏というのを聞いたことがあるが、あれはどうなんでしょう。
金襴緞子の帯締めながら、花嫁御寮は何故泣くのだろう
おいおい、泣いてるで、ええんか?
これはお父さんが娘を嫁がせる、寂しさを歌っています?
はあ、そういうもんですかねえ。
話を元に戻す。
人間、苦あれば楽ありともいう。
苦労あるからこそ、楽しいことが余計に楽しくなる、という意味か。
毎日が幸せなら、幸せかどうかもわからなくなるものだ。
やはり、適度に不幸な目に会わないと、自分がどれだけ幸せであるかもわからない。
童話等で、「王子様とお姫さまは、その後、末永く幸せに暮らしましたとさ。」というのは正しくないわけだ。
ここはやはり、「幸せだったり、不幸せだったりしながら、平民よりは物質的には豊かに暮らし、適当に死んでしまいましたとさ」というのが正しい。
ま、これじゃ、子供の夢を奪うという謗りを免れないが。
人間万事塞翁が馬、なんてのもある。
捨てる神あれば、拾う神あり、なんてのも。
最近の私の心境。
私は、ちょっと年とった捨て犬です。
神様、どうか拾って下さいませませ。
ああ?あ、もう夏も終り、そこまで秋が?。
幸せになりたいよお・・・
言葉の蘊蓄を語るつもりが、どんどん自分の感性に引きずられてしまい、何がなんだかわからない話になった、ま、たまにはいいか、来週から9月、何かが動き始める季節が始まる、安部邦雄