携帯電話なんて、10年前にはほとんど普及していなかった。
今や、普及度は60%を越え、7割近くまでになっている。
仕事をしている人で、「おれは携帯電話なんか使わないよ」と言っていた人も、いつのまにかカバンの中にそっと忍び込ませたりしている。
無駄な抵抗をするステージも過ぎたというところだろうか。
当たり前のように皆が持っている時代になっても、家庭の電話がなくならないのは何故なんだろうか。
携帯があればいらないだろう、何故に家を代表する電話が必要なのだ。
様々な手続きをしていると、電話番号をよく書かされる。
携帯ではなく、家の電話番号をお書き下さいと良く言われるのが不思議でならない。
同じ電話なんだからいいじゃないかと思うが、家の電話の方が信用が持たれるようだ。
家の電話なんか、ほとんど留守番状態で、出る人なんかいないというのに、何故そんなに信用があるのか。
携帯なんか、いつ捨てられるかわからない。
その点、家の電話は簡単には破棄されないから安心なのかもしれない。
それとも、このままではジリ貧と危惧するNTTが圧力をかけているのだろうか。
だけど、要らないよなあ、家の電話なんか。
ところで、昨今、国の税金論議がかまびすしい。
発泡酒に税金かけたり、たばこにかけたり、今度は消費税を上げようとしたり。
国の財政のプライマリーバランスを黒字化するには、いずれ必要になってくるのが増税論議だ。
さて、今度は何に税金をかける?
私なんか、携帯電話の利用に対して、課税すればいいと思っている。
電話なんか、IP化されて、どんどん使用料も安くなっている。
簡単な娯楽として、メールを交換したり、ゲームをやったり、サイトをチェックしたり。
タバコが嗜好品なら、携帯電話も嗜好品にすればいい。
私なんか、そんなに使わないから税金もさほどとられないだろう。
毎月、1万円使う人は、最低でも消費税を500円はとられている。
それに付加税として後500円ぐらいとればいいのだ。
消費税なんて一律にあげる必要なんかないはずだ。
個別に別名目で上げれば良いのだ。
今でも酒税にタバコ税にガソリン税など、別名目課税がいくらでもあるではないか。
ブランド課税もやればいいのだ。
値上げ分をフランスやイタリアごときに持っていかせているだけでよいのか。
ゴルフの課税が許されるなら、ヨットもサーキットも課税しろ。
高級車に課税しろ、銀座や新地のクラブに課税しろ。
赤坂の料亭に課税しろ!
やはり国民が望むのは、贅沢や嗜好品、高級品への課税である。
そんなの、大多数の国民とは関係ない話なのだから。
携帯電話だって、迷惑している人も一杯いるのだ。
アホほど使う連中には、それだけ迷惑税をとればいい。
簡単に消費税をあげるなんていうなかれ、エコノミスト達よ!
私の任期中は上げないと小泉首相は言った。
その言やよし!絶対に公約を守れ!
とにかく貧しいものから金をふんだくるのはやめよう。
質素な暮らしをしているものの身ぐるみを剥ぐような政策は一切やめよう。
年金を我慢しろと言うのなら、それぐらいのことはやってくれ、と心から。
でも、ただ国におねだりするだけではダメなんだよな、ひとり一人が自分の望みを実現する為にはどうしたらよいのかの答を持っていないといけない、そういう教育を学校でもやらないといけないと思うな、安部邦雄