街角ウォッチャーとして、日々街をうろついている私。
最近、目につくといえば、阪神タイガースかな。
去年は、帰りの電車に乗ると、遭遇するのがW杯帰りの青いユニフォームだった。
そして、今年、もちろん去年ほどではないが、阪神のホーム用ユニフォームが相当目についた。
今まで、巨人が優勝しようとヤクルトが優勝しようと、ユニフォーム姿のファンが電車に乗っているなんてほとんどなかった。
それなのに・・
ひょっとしたら、今年の東京の阪神ファンの大部分は、昨年のW杯に熱狂した連中なのではないだろうか。
去年の感激をもう一度ということで、阪神にとびついた。
盛り上がり方も似ているし、そのアナーキーさも共通しているような気がする。
昔からのファンから見ると、腹立たしい俄ファンの増加といえるのかも知れないが。
京王百貨店って、それほど大きなデパートではない。
今年は、阪神優勝セールで全国的に有名になってしまったが、大きさだけ見ると阪神百貨店より小さいかもしれない。
そんなところへ、バーゲン目当ての客が殺到。
京王の利用客と重なって、初日は大混乱だった。
京王も、こんな混雑には慣れていなかったのかもしれない。
入口と出口を別にして、客を無理矢理誘導していた。
「こちらは出口です。入口は向こうへ回って下さい。」と叫ぶ従業員。
ここで思う。
東京の人は、本当にルールに従うなあ、と。
大阪なら、「何で、向こうまで行かなあかんねん。ここから入れろ!」と口々に言うだろう。
私もつい、そう言いかけたぐらいだから。(無視して入ったけど)
だいたい、東京の人はルールを守りすぎだ。
ルールなんて力関係でうまれるものだし、合理的なルールしか残らないのが普通だ。
非合理なルールでも、店の言う通りにする客の何と多いことか。
デパートでは値切らない。
ラーメン屋のおっさんのくだらんルールをバカみたいに守っる。
喧嘩したったらええねん。
客なんかおとなしく並んで、おれの作るラーメン食っとればいい、てか。
そんなの商人道としておかしいだろう。
お客さまあってのお店やないか。
ラーメン店て、だから刹那的な商売しかできない。
こんなところからは伝統は生まれない。
瞬間的にもうけ、そこそこでやめるという構造。
何か、東京の商売、最近こういうのがやたら多いのが気になって仕方ない。
ハレ市場というけど、ひょっとしたらこんな刹那的な商売がはびこるマーケットという側面もあるのではないだろうか。
う?む、考えさせられるな?。
京王百貨店というのは個性的なデパートであることは確かだ、毎年行われる全国駅弁大会なんか、たかが全国の駅弁を売るだけなのに、フロアは人で大混雑、駅弁買うのに1時間待ちなんて、そんな馬鹿なといつも思う、安部邦雄