マック(関西風に言うとマクド)から、マックビジョンが消えるらしい。
とても喜ばしい情報だ。
確か昨日の朝日新聞だったと思う。
2期連続の赤字で、リストラに入るその一環のようだ。
その文面は次の通り。
マクドナルド店内の大型スクリーンで情報提供し、広告料などを稼ぐ「マックビジョン」もやめる。
そうだ、やめろ、やめろ。
前にも書いたと思うが、このマックビジョン、邪魔もの以外の何ものでもない。
パーミション・マーケティングで言うと、インタラプティング・マーケティング(土足マーケティング)そのものなのだ。
つまり、客の許しも得ないで、大きな音を出して、客に注目されよう、注目されようとしている。
コンテンツが面白ければまだいい。
ほとんどがひもつき情報。(インフォマーシャルというやつ)
センスは悪いし、うるさいし、情報自体、役に立たないものが多いし。
こんなマーケティング、成功するわけがない。
広告料も、ほとんど稼げていないに違いない。
それでいて、制作費ばかり出て行くという構造だったのではないか。
このマックビジョン、実は、私の古巣、ミュージックバードが制作していたものなのだ。
だから、あまりきついことは言いにくいのだが、しかし、本当にいただけなかった。
土足マーケティングの典型と、後世、例に上げられても仕方がないやり方である。
実際の窓口は、FM東京がやったみたいで、JFN各局(もちろんFM大阪にも)にマックビジョンに協力するようお達しが来ていたはずだ。
こんなものに協力しているなんてイメージがついたらやばいよと、私は忠告したものだったが。
マック、本当にやめるのだろうか。
FM東京困るだろうな。
あ、ミュージックバードの方がもっと困るか。
そこそこ制作費もらっていたはずだから、企業の業績に相当寄与していたはず。
なくなったら、その分のリカバーどうするんだろう。
他人事ながら、気になることではある。
だが、個人的にはやはり嬉しい。
邪魔なものは、邪魔だ。
願わくば、このニュースが誤報でないことを。
映画のイベントのフォローが続く、今日も出演者の舞台挨拶がらみで渋谷へ、気分はもう堪忍して、かな、安部邦雄