厚生年金の負担率が20%になるという。
うわあ、である。
経団連などの経済界が反対の意思表示をしたが当然だろう。
健康保険の負担率が介護保険も入れると10%近い。
他に雇用保険が2%程度。
所得税や住民税なんかも含めると、50%近くなる。
何だ、この負担率は。
それで、今の日本、どれだけの福祉政策があると言うのだ。
老後を安心して送る自信は私にはない。
ついでに経営者なんてやってられない心境である。
サラリーマンだと、社会保険の支払額に無頓着かもしれないが、経営者はシビアである。
その倍を、サラリーマンの知らないところで払わされているのだから。
これではいっその事、社会保険から脱退しようかという気になってしまうのも納得できる。
(現に、知らぬ間に社会保険の対象から外している中小企業も増えていると聞く)
まだ、私は何とか保険まで手をつけずに済んでいるが、これが20%になると、もう堪忍してくれという心境だ。
それでいて、年金が思い通りにもらえないかもしれないとなると、何をかいわんやである。
前にも書いたが、私の老後設計は、年金で細々生活するである。
それが、家賃とどっこいどっこいの数字では、どうやって飯を食えというのか。
服も買えない、映画も見れない。
たまには旅行したいと思っても、そんな贅沢はできそうにもない。
何か、違うんじゃない。
いったい、積み立てたオレの金はどこへ行ったのだ。
何で、天下り官僚どものバカ高い給料になったり、退職金になったりしないといけないのだ。
死ぬまで働け?
いいよ、働いてやるよ、だけど一体どこに仕事があるというの?
寒い冬の夜の、工事現場の交通整理なんかしたくないよー。
そんなの、3日と持たない。
ああ、そうか。
そうやって、寿命を縮めさせて、年金の支払額を減らすのか。
ほんま、野垂死にやんか。
選挙終ってから言うな厚生労働省め!せめて、マニフェストにちゃんと書き込んで、選挙中の議論の対象にしろよ、そうしないと誰も真面目に考えそうにないものな、安部邦雄