よくあるんです。
調子のいいことを言って、その気にさせて、思いきり突っ走ったら、後ろにその男はいなかった。
自分は安全地帯、こちらは戦乱の真只中。
こういうのを2階に上げて、梯子をはずすと言う。
今の自衛隊も何かそうなりそうな気がする。
日本のためだ、経済大国2位の我が国が、相応の貢献をするのは当たり前ではないかと小泉さんは叫ぶ。
で、派遣された自衛隊。
おそらく国民は気にはなるだろうが、ほとんどほったらかしだろう。
誰かが犠牲になれば、ちょっとは関心を示すだろうが、何も起きなければそんなことがあったことすら忘れかねない。
カンボジアでも、西チモールでも、派遣された自衛隊のことなど誰も覚えてはいまい。
自衛隊はできれば何もしないで、日本のどこかにいてくれるのが一番いいのだ。
何もしなくていい、そのプレゼンスだけで充分なのだ。
それが自衛という言葉のエッセンスのはず。
本当に戦ったら、何が起きるかわかったものではない。
ま、それはいい。
今日、私も思いきり、梯子をはずされる目にあってしまった。
今度、何かあったら相談してくれ。
その時にこういう段取りを整えて、一応関係者の了解をとっておいてくれ。
で、それらの手間のかかる作業をやっと終え、相談に行ったら、別にこういう人がいるから、その人に相談してもらって下さい。
その人がOKと言えば、又、その時に。
何やねん、それ。
それやったら、根回しいらんやんけ。
手続きいらんやんけ。
あんたが何かをしてくれると思ったから、そんな手間ひまかけたわけで、あんたが何もせえへんねんやったら、最初からその人のところへ行くわ!
結局一から私がやるわけだ。
こんなの遠回り以外の何ものでもない。
これで、後からこの人が、あの時わしが相談に乗ってやったから、あれが成功したんだとか言いやがるのだろう。
何か、こんなこと多い、多すぎる。
くそう、2階に上がってしまったオレのバカさ加減。
腹立つ。
ま、これも日々何かをクリエイトしようと努力している証でもあるので、勲章が一つ増えたと思って根に持つようなことはやめましょう、人に寛容、夕べに感謝、安部邦雄