憮然としたり、悄然としたりしながら、曖昧な状況が続いている私ですが、それでも時間は流れ、人の世も動いて行きます。
何とかなるさは、何ともならんの裏返し。
それもある意味事実でしょうが、でもどこかでは何とかなるさと思わないと生きていけないと私は思います。
最近、私の周りの人が次々にリタイアしたり、転職したり、独立したりしています。
新しい会社を作った人もいますし、社内で起業しようという人もいます。
また、リストラすることによって会社の構造改革をやりとげようとする人事担当の方もおられます。
よってたかって、社会をかきまわしているとでも言いますか。
熱いお風呂に、何とかみんな我慢して入っているのに、その湯をさらにかきまわすという行為を平気でしている人が多いのです。
熱い、熱いからやめて。
かきまわしたらあかんて、熱いゆうてるやろ。
そんな怨嗟の声も聞こえてきますが、土台、湯舟から浸かっている連中をほうり出そうとしているのですから、かきまわすことなどやめはしません。
ま、中にいる人も、出ようかどうしようかとうろうろして、やはり湯をかきまわすわけですから、熱いのはお互いさまではありますが。
はて、何の話をしているんだったっけ。
今日の私の気分は恬然です。
てんぜん、平気なさま、平然、安らかと辞書にはかいてあります。
恬淡という言葉もありますね。
こちらは、あっさりとしていてこだわらない様、だそうです。
恬然は、平然とは違います。
精神修行みたいなものがあって、初めて恬然とできるのではないかと思います。
いつかは、そういう心の境地を得たいと思っている私ですが、小さなことに惑わされているようでは、いつのことやら。
日暮れて 道遠ざかる 我が身かな
明日は更新はお休みです、よろしく、安部邦雄