今日から9月、でもまだ暑い日々が続きます。
蝉の声が最近ぱたっと聞こえなくなりました。
もう秋の虫の声しかしません。
みんな死んじゃったのでしょうか。
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる
確かに台風16号の時は、関東はあまり関係ないはずなのに夜半からゴウゴウと風が強まりました。
今度は、台風18号がくるそうですね。
困ったものです。
前にも書いたと思いますが、私の子供の頃に体験した第二室戸台風は、本当に恐ろしかったです。
自然の猛威に対して、なすすべのない人間というのを骨の随から実感しました。
台風をバカにしてはいけません。
「台風クラブ」という相米慎二さんの映画がありましたが、台風の中でバカ遊びをする高校生に「おまえら、台風の怖さを知らんやろ」と怒鳴りたくなったぐらいです。
災害は、大きいほど面白い、ただし自分と関係がなければ。
戦争もそうですね。
雲南で中国軍と戦った日本軍人の話をNHKで流していましたが、自分があそこにいれば悲惨だなと痛感した次第。
戦争なんかしてはいけません、宮沢賢治のように、「つまらないからやめろ」と言い続けないといけない。
一緒に戦争に加担するのは、よほど気をつけないと。
何しろ、そこには悲惨な経験をした人が一杯いるわけです。
親をなくし、兄弟をなくし、親戚をなくし、それでも大砲の下の悲惨は終わらない。
そんなところで、占領軍にしか見えない参加の仕方は百害あって一利なしではないかと。
いつ戻ってくるのでしょう。
私達の同胞たちは。
小泉さん、絶対に読み違えたはずなのだが、今さら間違っていましたとも言えず、居直っているという印象が拭えません。
こうして、日本は大東亜戦争に巻き込まれて行ったのです。
歴史の皮肉とでも言うのでしょうか。
秋になって、またこの欄の読者が帰ってきたという感じです、頑張って今日も更新しようという気分が私の中で高まっています、安部邦雄