アフィリエイトの話をすると言っていたが、急遽やめることにする。
今日はハーフタイム・ショーについて。
実は、今日はスーパーボウルがある日だった。
朝、起きてテレビをBSに合わせて気がついた。
ペイトリオッツ対イーグルス、QBで言うと、ブレイディVSマクナブの対決。
私の予想では、ペイトリオッツの貫禄勝ちではないかと。
始まって、驚いた。
イーグルスがブリッツを繰り返し、ブレイディをおさえこむではないか。
1stダウンがなかなか奪えない。
その間に、イーグルスは先制タッチダウン。
危うし、ペイトリオッツ。
なんて思っていたのは途中まで、さすがブレイディ、ブリッツに合わせてスクリーンパスをばんばん決める。
判断力の的確さと動きの速さに、イーグルス・ディフェンスは対応できない。
ややペイトリオッツ優勢かなと思わせておいて、ハーフタイム。
このあたりで日本時間にして10時すぎ。
そろそろ会社に行かないと、と思っていると、何とハーフタイム・ショーにポール・マッカートニー登場。
そうだそうだ、今年はポールだったんだと思い出す。
仕事に追われていて、すっかり忘れていた。
昨年のハーフタイムでは、あのジャネット・ジャクソンがアホ丸出しの胸ボロ事件。
誰がお前の胸等見たいものかと毒づいたことを思い出す。
マイケルとかジャネットとか、あんまり私は見たくない。
今年のハーフタイムはポール、会社へ行くのをやめ暫く見ることに。
1曲目は、何と「ドライブ・マイ・カー」。
アルバム『ラバー・ソウル』の一曲目。
でも、なぜこの曲が?
おそらく、今の人はあまり知らないのでは。
二曲目は「ゲット・バック」。
ジョン・レノンのコーラスが聞こえてこないのが悲しい。
三曲目、「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲「リブ・アンド・レット・ダイ」。
演出は最高に盛上がり、タイミング良く花火が四方からうち上がる、その熱狂はこちらにもびんびんと伝わってくる。
ポールがベース・ギターをスタッフに渡したら、いつの間にか中央ステージにグランドビアノが置かれていたのにもびっくり。
一体、どうやってあのでかいものを瞬時に中心に置いたのか。
アメリカの映像を見ていて良く思う。
とんでもないものが、いきなり画面の中に出現する。
マジックを見ているようだ。
人々の関心を他所にむけている間に、別なところから大群衆が湧き出てきたり。
そう、今回もポールの周りに1万人近いファンがいきなり囲んでいるのだ。
スーパーボウルのチケットを買ったファンではなかろう。
何しろ、球場にそんな空席はない。
どこから出てきたのだ、この大群衆は。
そして最後の曲、「ヘイ・ジュード」。
いつのまにか、人々はペンライトを持ち、いつのまにかすべての客がカラーボードを持って、アメリカの絵模様を作り上げる。
どうやっているの?観客を巻き込んだすばらしい演出、それは日本では本当に見られない、計算しきったドラマのようだ。
というわけで、家を出ることもなく釘付けになっていた私。
試合は、思った通りの展開で、ペイトリオッツの勝ち。
ブレイディは凄い、と思った次第。
アメリカのショービジネスの奥深さをまざまざと体感したスーパーボウルだった。
こういうのを見ると、「紅白歌合戦」の融通のきかない演出ぶりが情けなくなるわけやね、一度、アメリカの演出家に紅白のアレンジを頼んでみたらどうなのかな、安部邦雄