京阪電車にピタパカードというのがあるそうだ。
JRのスイカやイコカのように、改札機に触れるだけでいいというお手軽カードである。
JRより優れているのは、後払いということ。
事前にチャージする必要もなければ、発行手数料もとられない。
これだけでも便利なのに、何とこのカード、同じ運賃区間に11回以上乗ると、それ以降が10%割引になる。
ついでに区間を指定しておけば、その区間内での乗降は、1ヶ月の通勤定期運賃を越えないのだとか。
早い話、このカードを持っていたら、通勤定期は不要ということ。
実際使ってみないとわからないが、何かちょっとお得感があるなあというところか。
東京も真似するところ出てこないかなと思わないでもない。
ただこのカード、一つ難点が。
カードを取得したければ、同時にVISAのカードを持つ義務があるらしい。
なるほど、リスクヘッジのためにVISAと提携するという構造のようだ。
そりゃそうだろう。
JRのような先払いだとノーチェックでカードを発行できるが、後払いということになると事前審査が不可欠だ。
しかも、使っておいて払わない連中が続出することだろう。
その部分をノーハウのあるVISAに任せる。
クレジットカードを持つのが義務というのは、当たり前かもしれない。
しかしなあ、私なんかもそうなのだが、もうこれ以上新しいクレジットカードなんか持ちたくないというのが本当ではないだろうか。
だいぶ整理したが、今も所有しているのはダイナースを筆頭にJCB、セゾン(VISA)、マスターカードなどである。
これに又VISAが加わるのはちょっとなあという感じ。
自分の管理能力が追いつくだろうかというのが心配だ。
これからどんどん歳をとっていくわけで、できるだけクレジットカードの類いは整理して行かないと、誰がどこで悪用するかわかったものじゃない。
便利なものなのだが、その分余計な手間が増えるというのはどうなのだろう。
ま、そんなこと気にしないと言う人には、ありがたいカードといえるかもしれないが。
ピタパは、とにかく1回でも使えば会費はとらないらしい、クレジットカードも1年のうちに何か買えば会費無料でOK、色んなものがあるのだなあと感心している、安部邦雄