梅雨に入ってしまいました。
梅雨のイメージというと、ネガティブなものが多いですね。
じめじめする、カビが生える、鬱陶しい、外に出る気がしない。
昔のラジオでは、こういう季節に合わせて「雨に歌えば」とか「シェルブールの雨傘」、ジリオラ・チンクエッティの「雨」、「雨にぬれても」、「雨の日はショパンの調べ」、そして「雨に消えた初恋」。
どんな初恋なんでしょうね、雨に消えるなんて。歌は御存じ、牛も知ってるカウシルズ。
いやあ、昔はラジオでしつこいぐらいこう言ったものです。
牛も知ってるカウシルズ、馬は知らないカウシルズ。
そうそう、梅雨の話でしたね。
梅雨に入ると、天気予報もあまり見る気がしなくなります。どうせ、明日は雨、明後日は雨、明々後日は雨、なんて言ってるに決まってる、そう思ってしまうからでしょうね。
子供の頃、私がとても好きだったのが、サントリーの天気予報。知らない人の方が多いでしょうねえ。
ヤン坊マー坊天気予報みたいなものです。「僕の名前はヤン坊・・・」って歌、たいていの人が知ってますよね。
サントリーの天気予報はこう歌います。
「みなさん、明日の天気はどうでしょう?サントリーが知らせる天気予報・・・・」最後は「サン、サン、サントリーの天気予報、てーんきよーほーうー」で終わります。
メロディがわからないのに、文句だけ書いてもわかりませんでしょうね。
中味は人形劇で、歌詞にあわせて動くだけ。「明日は雨です。お日さま出ない。傘持って出ないと、帰りが怖い、サン、サン、サントリーの天気予報・・・」
毎回、天気予報に合わせて同じシチュエーション。
でも、面白かった。サントリーと言う言葉も覚えたし。
当時はまだ会社名は「洋酒の寿屋」。
開高健さんとか柳原良平さんが宣伝部におられた頃だと思います。
アンクル・トリスにローハイド、トリスを飲んでハワイに行こう!
子供心にもサントリーという言葉に惹かれたものです。
私はサントリーさんに、是非このサントリーの天気予報を復活してもらいたいのです。
別にテレビでやることはありません。自社サイトでやってもらえれば毎日でも見に行きます。
飲めと言われれば、モルツだって飲んでみせますがいかがなもんでやんしょか。
ビール大好き、でも自重の安部邦雄