金時という言葉がある。
普通は、足柄山の金太郎のことを指す。別名坂田公時(金時)である。
まさかり担いだ金太郎、熊にまたがりお馬の稽古?などと歌われるが、その実体はよくわからない。
鎌倉時代の源頼光の四天王の一人らしいが、わらべ歌が有名なわりには、大人になってからどうなったのか誰も知らない。
金時さんの顔が赤かったので、金時は赤いものをさして言うようになったらしい。
私は酒を飲むとすぐ赤くなるので、母から「金時の火事見舞いや」とよく言われた。
つまり赤い上に赤くなるというわけだ。
金時の腹かけも有名だし、食べ物に金時芋とか金時豆というのもある。
何故、金時の話を始めたかと言うと、これを書きながら私がアンパンを食べているからだ。
今日は、コーラではなく、三ツ矢サイダーを飲んでいる。
コーラ500CCには角砂糖17個分(50グラム)の砂糖が入っているとほぼ日で読んで、ちょっと怖くなってしまったのだ。
ま、サイダーじゃあまり変わらないかもしれないが。
で、アンパンというと、小倉あんなのだ、少なくとも私には。
私は、2月からずっと家で酒を飲むのをやめている。ビール大好きなのだが、太り気味なので自重している。そうすると、何故かあんパンが食べたくなるのだ。理由はまるでわからない。これで毎日ビールを飲みはじめると、あんパンなんか見向きもしなくなるのだ。自分でも不思議である。
閑話休題。
金時というと、私には氷金時という言葉が一番先に頭に浮かぶ。
関西では氷アズキを氷金時と呼ぶのだ。後、宇治金というのもある。宇治金時のことだ。
氷金時にコンデンスミルクをかけるとミル金、ミルク金時。
大阪時代は大好物だった。秋に毛が抜けやすいから、かき氷はあまり食べない方がいいよと言う人もいた。幸い、私は髪は薄くない。
でも、この年になると、甘党のお店に入って、ミル金ちょうだいと頼むのは少し恥ずかしい。
本当は食べたい。毎日でも食べたい。あんみつもみつ豆もいらない。誰か、ミル金食べにつれてってくれへん?
でも甘党じゃない安部邦雄