「ほぼ日刊イトイ新聞」に動物を使った心理テストが載っていた。
試しにやってみたら、へえーという結果が。
たまには、こういう肩の凝らない話を。
テストは次のようなものである。
あなたは、これから荒野だか砂漠だか、
なんかそういうところを旅していかなくちゃいけません。
いっしょに、4種の動物を連れているのですが、
最終的には、ひとつずつ捨てていく必要があります。
その4種類の動物とは、
馬
牛
サル
ライオン
です。
捨てていく順番を、決めてください。
で、私の答えは次の通り。
1.サル (基本的にサルは嫌い。一緒にいたくないのだ)
2.牛 (鈍そうで足手まとい。さっさと捨てよう)
3.馬 (ずっと乗っていたいが、残すならライオン)
4.ライオン(一番、たよりになりそう。虎の威を借る狐か)
で、どんな心理テストかというと、あなたは人生で何を犠牲にし、何に執着するかという深層心理を見ようというテストだそうだ。
それぞれの動物には次のような意味があるという。
馬 ・・・・・仕事
牛 ・・・・・家族
サル・・・・・友だち
ライオン・・・プライド
うわあ、エライ結果やなあ。
つまり、私は最初にないがしろにするのが、友だちで、次に家庭、その後が仕事で、いつまでも執着するのがプライドやて。
そうか、そう言われてみたらそんな気もするなあ。
しかし、友だちを基本的に嫌い、一緒にいたくないというのも凄いし、家庭を足手まといと断じるのも今の自分そのものって感じだ。
私の現状のプライオリティは、一にプライドを持って生きることだし、二に仕事だということか。
そう言えば、近頃、意地だけで生きているような気がしないでもない。
インターネットがどうの、私の予測ではどうの、誰某の言っていることは、根本的に間違っているとかよく言うようになっているのだが、これは結局プライドを如何にして守るかということとリンクしているかもしれない。
俺の意見はこうだ、どうだ、まいったか?(まいったか、とまでは思わんが)
つまり、私の意地なのである。意地が毎日背広着て歩いているのである。
どんな、意地?
何となく感じる、かっての仲間達からの、「できたら、失敗してほしいなあ、あんまり成功してほしないなあ。」という心の声に負けたくないと言う意地。(うわあ?完璧に被害妄想かも)
思いきり成功してやる、あんたらのお望みの結末なんかに誰がしてやるか。
ちょっと、そういう気持ちが強いのかもしれない。
だから、本来もっと早く捨てなくてはいけないライオンをいつまでもそばに置いていたわけだろう。
ということで、必然的に家庭や友だちよりは、仕事を選ぶ。
仕事で成功しないことには、プライドが保てない。
逆に成功しないといけないというプライドを捨てることができたら、きっと私は家庭を大事にしようとか、友だちともっと心からつきあおうという気持ちになるかもしれない。
ま、そういうことで、私の家来の諸君、当分君たちの身分は大丈夫だ。
私がプライドを捨てない限り、君たちはずっと今の待遇を維持できるはずだから。
え?今の待遇が続くだけだったら、そのうち飢え死にしてしまう?
私達には、会社よりも家庭です?
牛チャン、大好き。サルちゃん、一緒に遊びたい。
馬は家に上がって来られたら、ちょっと邪魔だし、ライオンなんか下手したら、家族がみんな食べられてしまう?
う?ん、確かにその通りだなあ。
プライドなんか、結局まわりの人には迷惑だけかもしれないなあ。
心理テストが面白かったので、今回はちょっと自分の恥部を曝け出したかも、しかし、心理テストなんて基本的にいいかげんなものではあるのだが、安部邦雄