昨今は何がはやっているのか、どうもよくわからない。
昨年の流行語大賞が「チョー気持ちいい」なんてのが取るくらいだから、たいして流行しているものがないのかもしれない。
そんなものはやったか?
殆どの人がそう思ったのではないだろうか。
女の子の巻き髪が流行しているらしい。
神戸で生まれ、名古屋に伝播し、今や渋谷あたりで大流行なんて雑誌にのっている。
神戸巻きは内向きだったが、東京では外向きに巻いているらしい。
どこに、そんな巻き方している女の子がいるんじゃ?
だいたい、流行と言うのは業界人がこれがはやっていますと言ってから流行するものだ。
だから、雑誌などが書き始める頃はまだそんな流行はないと思っていい。
雑誌にこんなファッションがはやっていますと書かれ、それを読んだ地方の女の子が無理して手に入れて颯爽と東京にやってきたという話がある。
で、渋谷について、誰もそんなファッションをしていないのに呆然。
元々、東京に気後れするのが地方の女の子。
そんなファッションを着ているのが恥ずかしくなり、急いでショップで服を購入。
そのまま着替えて街へ出たという。
ま、こういう類の話、いっぱいある。
せっかく高い金を出して買ったのに、結局それ以後一回も着る機会のないままタンスに入っているなんてことも。
はやりモノって、雑誌を見てから手に入れるのではなくて、皆が実際に使っているのを見てからというのが一番賢明だと思う。
ま、皆が皆、賢明になられても業界人は困るわけではあるが。
さて、今年、どんなものがはやるであろうか。
マツケンサンバみたいなものがはやるのだから、予測するのは難しいが、一度そのあたりを考えてみることにするかな。
私自身がはやることはまず無いとは思うが、安部邦雄