昨日はちょっと疲れ気味だったようだ。
文章も間違いが多いような気がする。
東亜国内航空と書くところ、日本国内航空なんて書いてしまった。
そういえば、昔はJASはTDAと呼ばれていたなあ。
TOA DOMESTIC AIRLINEの略だったのかな?
東京に行く時、TDAならタダ券あるよ、と同僚から言われたことがある。
しかし、8時半しか便がなく、使うに使えないチケットだったと記憶する。
客は、団体客ばかり。
唯一エアバス社のA300を採用した。
ほとんどが空席で、どの席にもその日の新しい夕刊が配られていたのを思い出す。
スッチーの制服もださい辛子色。
劣等感ありあり、という印象だった。
昨日の続きはこれぐらいにして、今日は「落とし物」の話。
というか、実は昨日、私はクレジットカードやキャッシュカード、現金やポイントカードの入ったパスケースを紛失したのだ。
朝のJASで東京に戻って来ていて、会社に行き、業務の整理等をしていた。
夜8時ごろ、疲れもあるしそろそろ帰宅しようと思って、改札口へ行った時、ふと気がついた。
胸ポケットのパスケースがない。
えー!何でないんだー!
そこから、朝から自分はどこでいつ何をしたかを必死になって思い出そうとした。
しかし、悲しいかな、ほとんどその存在を思い出せない。
そのパスケースには「スルっと関西」が入っているので、大阪のモノレールを降りる時には確実に持っていた。
落ちたとしたら、それからだ。
飛行機の中では、上着を脱いで横に置いた。
落ちる可能性は相当ある。(上着のポケットから、それは何度も落ちていた)
さっそく、空港に問い合わせようと思うが、落とし物の問い合わせなど、どこにも書いてない。
ほとんど頭パニックになりながら、電話番号と格闘。
10分か20分ぐらい、探し続けたがよくわからなかった。
仕方がないので、予約センターで聞くかと思ったが、他にも可能性はないか考えようと方針転換。
冷静ではおられなかったが、一生懸命考えて考えて、そして気づいた。
そうだ、マックに寄ったな。
マックに寄ったぐらいで何故落ちるのかわからない。
でも、聞くだけ聞きに行こう。
とにかく、じっとしていても何も起きないのだから。
そして、マックへ。この間、30分以上の時間が経ったろう。
マックで、並んでいる人をかき分け、男の店員さんに「定期入れ、落ちてませんでした?」と聞いた。
ほとんど無表情のまま彼は答えた。
「あ、一個だけ届いてましたよ。交番に持って行きましたけど。」
交番!?
あ、駅前の交番ですか?
彼はうなずいただけだった。
私は思わず、駅前まで走った。本当に交番にあるのか?
それは本当に自分のパスケースなのか?
交番では、名前を聞かれた。
フルネームを答えると、ああ、その通りですね、ちゃんと中の名刺もそうなってました。
と言って、持ち出された品物は、ただの何も入っていないパスケースだった。
え?中味は?中味は抜かれたんですか?
「中味は中にありますよ。ええと、それじゃ、中のものをひとつひとつチェックしましょう。」
混乱した頭で、私は一連の手続きを終えた。
今でも具体的にどんな書類を作ったのか、はっきりとは思い出せない。
しかし、めでたくパスケースは私の元へ届いた。
マックの表に落ちていた、と書類にはあった。
外に落ちていたのに、よく拾ってくれたものだ。
感謝感激、雨あられ。
しかし、最近ほんとうに私、忘れ物が多い。
その度に冷や汗たらたら。
昨日は「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、必死になって扇風機を探したものだ。目の前にあるのも気づかずに。
おまけに、コンセントが見つからないし、プラグを差し込む段になって、形が歪んで入らなかったりして、扇風機で涼をとるのにも悪戦苦闘。
全く、泣きっ面に蜂であった。
ま、とにかく、何ごともなく出て来てよかった。
しかし、どうしてもこう、落とし物をするかなあ。
ふう、今もちょっと混乱中。
この続きは又明日にしようかな。
マックの兄ちゃんは、お礼の権利を放棄しますなんて殊勝なことを言ったそうです、そうか、仕方がない、これからマックで毎日朝マックでもして感謝の気持ちを見せることにしよう、安部邦雄