Goa Tranceって知ってます?
私は全く知らなかった。
トランスは、何か恍惚としてクラブで踊り狂ってる集団をイメージするけど、正直、どんなジャンルの音楽かわからない。
ま、テクノっぽい音だろうし、多分昔のソフト・バレエみたいな音みたいなものじゃないかな?
え?違う?
何でこんな話をしだしたかと言うと、segawaxの御友人の写真家がポストカードを集めたような写真集を出したため。
つまり、写真がそのまま絵葉書になり、それをセットして1つの本にしてあるのだ。
ちょっと面白い装丁だなと思いながら、写真を見ると、何かウッドストックの再現みたいなイベントが野外で行われている。
ファッションはまさしく、サイケというかフラワームーブメントというか、ウッドストックで花開いた70年代のもの。
segawaxに「これ、何?」と聞くと、「今、話題のゴア・トランス」と答が帰って来たのだ。
話題って、どこで話題になっとるんじゃ!と少しキレかかったが、おそらくサブカルチャーとして、どこかの暗いクラブの片隅で、箸にも棒にもかからんような、虫けら連中が話題にしているのだろうと思い、一応「へえ?」と聞き置いた。
でも、ゴア・トランスといわれてもねえ?。
ゴアは、インドのゴア(私の時代はポルトガル領だった)で、「ここは嘗て、カトマンズ、カブールとともに
ヒッピー三大聖地と呼ばれていた。 」なんて紹介をしているサイトもあった。
知らんかったなあ。ヒッピーの三大聖地かあ、戦乱のカブールもそうだったとは。
ゴアにはコミューンもあるんだそうだ。
まさしく、ヒッピームーブメントが伝統文化のように続いているわけだ。
しかし、ゴア・トランスなんて、本当にゴアで毎日流れているのかね。
又、別のサイトにいくと、大阪の女の子がゴア・トランスに夢中なんて書いてある。
テクノ! 中でもゴア トランスがNo1!
わかんないですよね(笑)でも、い?んです!
われらはダンサー!ダンス、ダンス、ダンス!!
ゴアというよりも、極めてコアな感じだけどね。
テクノ講座には「ゴア・トランスは、ドイツ生まれのジャーマン・トランスから派生し、インドのゴアのパーティー・シーンと融合して、そこで強く支持された音楽」と書いてあるとか。
何かわかったような、わからんような。
これを、勉強になったというのか、それともこんな音楽のジャンルも覚えないといけないのか、と溜め息をつけばいいのか。
この年になって、覚えないといけないのか、別にそんなこと知らなくてもいいのか、判断するのがとても難しい。
ゴア・トランスの場合は、この写真家さんが少々はまっているらしいので、知らん顔もできないなあと思うが、一体何がいいのかさっぱりわからず。
クラブの中でトランスするのではなく、野外で自然に帰ってトランスするのが、めちゃ気持ちいいらしい。
そんなこと言われてもねえ。
segawaxともう一人の家来に、「フォレスト・ガンプ」にもこんな感じのもの、描かれていたよなと聞いたのだが、二人とも「見てない」で話は終ってしまった。
映画は知らないくせに、ゴア・トランスは知ってけつかる。
映画なんて知る必要がないと思っているんだろうな、そのくせ音楽の事は、わけのわからんこと迄熟知している。
何か、知識に対する態度が私と違うのだろう。
これは世代間ギャップか、それとも私は単純に異端なだけか。
ますます、CDショップへ足が遠のきそうな今日この頃である。
ヴェルファーレではサイバー・トランスが大はやりだそうですよ、何だ、サイバーって?テクノとサイバーとどう違うって言うんだよ!本当、わけわからん、安部邦雄