相変わらず熱っぽいのに、浮き世の義理でゴルフに行って来た。
千葉のゴルフ場で、朝7時54分のスタート。
家を出るのは、朝6時。
風邪ひいて、熱出しているのに朝早くからゴルフへ行くなんて。
本当は断りたかったのだが、ゴルフというのはそれはそれは微妙なものがある。
よくあるのが、車を持たない人を迎えに行くこと。
私が行かないと、この人はいつまでたってもゴルフ場に着かない。
だから、風邪ひいたから今日はやめとはいきなりは言えない。
その日のメンバーのバランスもある。
私が行かないと、その日のパートナーを知る人がいない場合。
つまり、全員私の知人なのだが、相互には誰も知らない場合だ。
ゴルフというのは、初対面の人と回る確率がとても高い遊びだ。
4人が4人とも全員知り合いというのは、私の経験ではあまりない。
友人の関係者によるコンペがあって、どうしても1人足りないので、是非参加してくれと言われると断りにくい。
しかし、私が知っているのは友人唯一人。
一緒に回る人なんか誰も知らなかったりする。
恒例のコンペらしいから、他の人は皆仲間である。
こういう時の私の揺れる心情は実に悩ましいものだ。
ま、ゴルフはゴルフそのものだけでも面白いから、知らん顔してスコアメイクに熱中していればいいのだろうけど。
下手なゴルファーゆえ、更に悩ましい。
ゴルフを始めたのは、前にも言ったかもしれないが、1981年の春である。
前の年の秋に制作から営業に人事異動され、営業ならゴルフぐらいできないと話にならないと言われたのがきっかけ。
これは、確かにその通り。
ゴルフの接待は、営業の仕事には欠かせないものだと思う。
何しろ、クラブの接待となると、夜中まで何軒付き合わされるかわからないが、ゴルフだけは絶対にそんなことはない。
みんな朝早く起きているので、基本的に夕方には眠たいのだ。
まして、ゴルフでくたくた、早く家に帰って眠りたいと思ってくれるので、接待する側も気が楽なのである。
健康にいいし、下手するとクラブ接待より安かったりする。
しかし、今日は良い天気だったなあ。
少しふらふらしながら、フェアーウェイを歩いて来たが、いつもより口数が少ないくらいで、何とか18ホールを終了。
スコアはいつもの通り。
営業で、ばりばりゴルフに行っていた頃は、90を切るなんか当たり前だったが、今や100も切れない日が多い。
太りすぎが原因だと勝手に思っている。
やり出した頃は62キロぐらいだったが、今や79キロもある。
腰は回らんし、目が霞んでパットもぱっとしない。
風の中のゴルフは、なかなかスコアをまとめるのは難しいが、風邪の中のゴルフも同じであった。
今夜はあったかくして早く寝ることにしよう。
この欄に書きたいことはいくらでもあるはずなのに、いざ書こうとすると何も思いつかないのはどういうことだ、今日は日記になってしまったが、たまには許してちょんまげね、安部邦雄、何か文章も熱にうかされているなあ・・