昨日今日と一歩も家を出なかった。
ベッドルームとダイニングルームとトイレを行ったり来たり。
半分以上は寝ていた。
ついでに妄想にかられ、ベッドから転げ落ちた。
頭部を損傷し、顔一面が赤い血で染まった。
生暖かいものがぬらぬらと顔を流れていく。
何てやわな人間の体だろうか。
小人閑居して不善をなすというが、本当にじっとしているとろくなことしか起きない。
何もしないなら、何もしないと心で決めないといけない。
結果的に何もしない生き方は駄目だ。
閑居するなら、閑居すると宣言して、その後の人生を設計し直さないと結局は不善をなして終わりだ。
俺にはまだまだ残された使命があると思うなら、あきらめたような生き方はいけない。
今の団塊の世代を、私は逃げ込み世代と呼んでいる。
自分より後の世代はいろいろと大変だろうが、自分たちの世代までは、何とか今までのやり方で生きていける。
抵抗できるだけ抵抗して、得られる利益は持てるだけ持っていこう。
退職金、年金、名誉職。
後の世代が退職金がなくなろうと、年金がなくなろうと知ったことではない。
そんな連中が私の仲間にも一杯いる。
若い人には、本当はこんな世代を追い出せ!逃げ込みを許すな!と声を大にして言いたいのだが、如何せん、後の世代は自己主張をしなさすぎる。
囲いの中のウサギみたいなものだ。
団塊の世代は、後の世代を基本的に馬鹿にしている。
俺たちをとめられるものなら止めてみろと言わんばかりだ。
しかし、どうして今の30代以下の世代はこんなに大人しいのだろう。
リーダーシップもなければ、声を上げて街にくり出すものもいない。
自分の主張に根源的な自信がないのだろう。
困ったのものだ。
家にずっといると、自己主張しようなんて気になれないのが不思議だ、この欄から自己主張とったら、何も残らない、1週間も家に閉じこもったら、きっと更新は自動的にとりやめになるだろう、お客さんも自然といなくなるだろうし、安部邦雄