「笑笑」という居酒屋に入ると「親父の小言」という紙が貼ってある。
「朝きげん良くしろ」とか「人には腹を立てるな」とか「人には馬鹿にされていろ」とか書いてある。
参考になるものもあれば、本当にそれでいいのというのがある。
私がほーと思ったこと。
「恩は遠くから返せ」・・そうかもしれない。恩を受けた人に恩着せがましく何かをしてあげるというのは、相手も鬱陶しいかもしれない。知らない間に恩を返す、相手が気付かなくてもよいといういくらいに。
「借りては使うな」・・本当は私もそうしたい。今の日本の予算なんかまさしくこれだけど、モラルハザードがどうしても起きてしまう。借りてまで使うということに、心のブレーキがかかる方がいい。今の政府ではブレーキを踏むことはできないようだ。困ったことだ。
「貧乏は苦にするな」・・これは自信がある。貧乏な方が人はかえって幸せだと思う。贅沢が身につけば、なかなか身体から落ちない。贅沢は入れ墨のようなものだ。
「水は絶やさぬようにしろ」・・よくわからんが、水に流すとかというように、水は万物を浄めてくれる。水さえあれば、生きていくことはそれほど苦にはならないかもしれない。もちろん、人間の3分の2は水だというし。
「人の苦労は助けてやれ」・・私も助けてほしい。
よくわからないのがこれ。
「犬は粗末にするな」・・犬と書いてあるのだが、猫は粗末にしてよいのだろうか。
「女房は早く持て」・・あーん、今さらもう遅いよー。
という飲み屋で今日は忘年会でした。悪酔い中で申し訳ない。
「働いて儲けて使え」というのもある、来年は儲けることに専念しよう、安部邦雄