- 禁煙について

喫煙者が年々肩身の狭くなる状況が増えつつある。

飛行機は全面禁煙の方向だし、新幹線も喫煙席が減る一方である。
今年から一箱20円ほど増税されるようだし、厚生労働省の建物からタバコの自動販売機が撤去されるというし、全面禁煙という喫茶店（スターバックスとか）も増え気味らしいし。

そうそう、千代田区の歩きタバコ禁止も相当のインパクトがあった。

タバコの規制はこれからもますます増えることだろう。
やめられるものならやめたいという人も増えざるをえない。

学生時代からタバコを吸いはじめて、３０代の半ばから完全禁煙した私だが、吸いたい奴には吸わしてやればというのが本音だ。
ただし、迷惑にならない場所で。
喫煙所をトイレみたいな位置付けにすればいいと思う。
人の目からそれほど目立たない場所で、外界から隔離されているというイメージだ。

トイレがどれぐらいの箇所必要かは、長い年月の間にだいたい分かって来ていると思う。
喫煙所も、これから長い時間をかけてどこに置くべきかを考えて行けばよい。
とにかく、タバコを吸わない人間がいる場所では、タバコを吸ってはいけないでよいのでは。

トイレをしたくない人間のそばで、トイレをする人はいないだろう。
それと同じ理屈でいいと思うのだが。

とのかくタバコは身体には悪い。
これは、誰も否定出来ない。
ただ、身体に悪いものは、他にもいくらでもある。
何故タバコだけを悪者にするのか、という理屈はよくわかる。

タバコの悪いのは、結局はた迷惑であるということにつきる。

歩きタバコ、道路へのポイ捨て、車の窓から何を思ってか捨てる奴もいる。
一体車の中の灰皿は何のためにあるのだ。
灰皿が汚れるのが嫌！あほか、それならタバコを吸うな。

禁煙というのは、確かにストレスがかかる。
それも長い時間、色々な誘惑と戦わないといけない。
食事は確かに前よりおいしく感じられるが、その分どんどん体重が増える。
これは、４回禁煙して、その都度、３キロ程度太って、ついに今の体重になった私だからよくわかるのだ。

たくさん食べるから太るのではない。
同じ量なのに、消化吸収がよくなるから太らざるをえないのだ。

禁煙して、一番のデメリットは太ることだった。
メリットはというと、今から考えるとそりゃあ一杯ある。

明日はそんな話をのんびりしてみることにする。
何か、新年になってから精神的に疲れることが多い。
今年のおみくじは、とってもいい卦が出ていたのになあ。

昨日ある喫煙者と食事をした、ところがそのお店はタバコを置いていなかった、自分で５０M先迄買いに行けと言われて、彼はプッツン、だったら灰皿を置くな！とわめきちらす、表情を変えずに「申し訳ございません」を繰り返すだけの従業員、ホント愛煙家も大変だ、安部邦雄