上柴とおる先生からメールをいただきました。
昨日、「とおる」という名前はひらがなだから簡単だろうと書きましたが、そうでもないみたいです。
特に、苗字の上柴は苦戦しておられるよう。
思わず笑ってしまったので、皆さんにも読んでもらおうと思い転載します。
上柴先生、御了解のほどを。
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!たしかに、「とおる」はそうでっしゃろが...けど名刺渡してても、あとでメールや手紙に「とほる」とか「とうる」なんて、書いてくるお方もいてまっせ(「とうる」は、なんか幼稚な感じもするなあ)。
本人はそれで「とおる」って書いてるつもりかも知れまへんが...。
しかし、「上柴」に関しては、ちゃんと言うとかな。
ほとんどの人が「しば」と聞くと、芝生の「芝」を思い浮かべるようですわ。
昔っからよう知ってるお方でも、今だに宛名に「上芝?」って書いてくる人、おりますしね。
‘刷り込み’なんかなあ。
こっちも、まあええか、と。
で、どない言おか、と今まで、いろいろ試みてきましたが、
広く誰もが思い浮かべやすいのが「葛飾柴又の柴」ですねん。
ある程度の年代以上には、寅さんを例に持ち出すのがかなり有効みたい?。
しかし、当方、残念ながら、寅さんなんぞにゃまるで興味がないので、本心はしぶしぶなんですが...。
「柴犬の柴」というのもわかり良いのですが、しかし、これとて、当方、犬が嫌いなので、使いたくないんですわ。
「柴田錬三郎」ちゅうても今時、ピンと来んやろし
(‘しばれん’にも関心ないしなあ)。
自分が納得行くような‘例’を持ち出して、説明したいけど、「上柴」に関しては、それがなかなかに...ええあれがないんですわなあ。
うちの近くに「柴島」(くにじま)っちゅう地名があるけど、地元民でないとわかれへんし...。
なんか、おまへんやろか?
歴史上の人物とか、偉人とか...いてへんかなあ。
「柴」田勝家...知名度がなあ。
実は、いつも「柴」で、困ってます?。
ちゃんと「柴」を理解してくれた人でも、手紙では、上‘紫’って書いてきたりするし。
それは「しば」って読めんやろが!と思うんやけどねえ。
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気持ち、わかりますなあ。
確かに上柴は上芝と間違われやすいですね。
ワープロの基本パターンは「うえしば」なら「上芝」と出るのが普通みたいだし。
柴の説明、面白いですねえ。
柴犬の柴です、というのが一番可愛いんですが、とおるさんが言ってもあまり可愛くない?かな。
柴田じゃ、芝田さんもおられますし。
やはり、犬嫌いでも柴犬と言うのが一番では。
でも、情けない気分はよくわかります。
何で、犬の助け借りんと自分の名前を説明でけへんねん!てことですわな。
上紫には笑いました。
私もひょっとしたら、2、3回間違ったかもしれない。
「とおる」を「とうる」と書きかねないのも納得ですね。
「とうめい→とーめい」「こうこう→こーこー」という風に発音しますから、「とうる→とーる」と思われても仕方がない。
上紫とうる様、プッ、やっぱり笑いそう。
でも、私も気に入らんことがあるんですわ。
安部邦雄を、しょっちゅう阿部邦雄って書いてくる。
私の家族一同、いつも気に入らんのがこれです。
阿部ちゃう、安部や!
名前を書き間違えられるのって、何か嫌ですね。
書いた方は、大した間違いじゃないと思っているみたいだけど、書かれる方は、「こんなん、俺とちゃう!」って言いたくなりますよね。
名前を間違えるのは、本当はとても失礼なことなんですよ。
客商売の人、心しておいて下さいね。
昔、大地真央さんのインタビューをする時、「たいちまおさんです。」と紹介したら即座に「だいちまおです。」と言い返されたことがある。太地喜和子さんが「たいち」なんで、よく間違われるなんてフォローしてもらったが、一生の不覚だったと今も悔やむ、安部邦雄