IDEO社というプロダクトデザイン会社が次世代型携帯電話の提案をしている。
サイトは、次のような問題提起から始まる。
「他人の携帯電話で不快な思いや怒りを感じたことはなかった?」(原文英語、安部の勝手な訳)
そりゃあ、嫌というほどある。
電車の中やバスの中でくだらない話をだらだらする香具師(奴)。
みんなに聞かれていることも忘れて、アホ声出す香具師。
新幹線の中で、デッキに行けと言われているにもかかわらず、そのまま通話する香具師。
で、このIDEO社は5つの携帯電話を提起しているのだ。
一つは、大きな声を出すと電気ショックを与える携帯電話。
一つは、自分の声を出さずに相づちを打ってくれる携帯電話。
一つは、電話をかける時に、一曲奏でないと相手を呼び出せない電話。(不必要な電話はしなくなるらしい)
一つは、緊急電話であることをノックの音で知らせる携帯電話。
最後に、周りに迷惑をかけている電話に警告を発することができる携帯電話。
一つ一つデザイン迄作っているから、興味のある人はサイトを御覧あれ。(ただし、全編英語)
http://ideo.com/case_studies/SoMo/index.html私は、相づち電話がとてもお気に入り。
電車の中にいる時とか、静かな場所にいる時、できれば自分の声を出したくない。
でも、何らかの返事をしないと、相手は「もしもし、もしもし」と何回も呼んでくる。
「はい、安部ですが」に始まって、「はい」とか「ええ」とか、「わかりました、でも、今ちょっと手が離せないので、後でこちらからかけ直します。」ぐらいを予めインプットしておき、ボタンを押せばそれが相手に声になって伝わるというのは、確かに便利だ。
電話に出なければいい、という人もいるが、携帯電話って、相手が本当はそこにいるくせに、こちらが誰かがわかっているので、わざと出ないということって、あるはずだ。
とにかく出ると、少なくともこういった疑心暗鬼を起こさせないだけいい。
とにかく携帯電話って、どこかうさん臭いところがあるので、少しでも爽やかに思える機能は是非つけてほしいものだ。
後、一曲奏でないと、電話がかけられないというのは良い。
自分の子供に与える携帯電話は全部この機能をつけたらどうだろう。
それも3分間以上電話すると、再び音楽を奏でないと切れてしまうとか。
そういえば、一時期、電車の中などで煩く電話している携帯電話を第三者が強制的に切ってしまうというマシーンも考えられたが、これは電波法違反とやらで結局非合法なものになったらしい。
迷惑携帯電話を撃退する為には、携帯電話自体に何らかの機能を加えるのが一番効率的。
メーカーもちょっと考えてみたらどんなものかな。
最近は電車の中では電源を切れというアナウンスが増えた、メールもだめだと言っている、それでいくと、PDAもノート・パソコンもダメなはずだけど、それは一度も聞いたことがない、まさかネットにつなげていないだろうと思っているのかな、電車の中の無線LANもOK?安部邦雄