最近は月に2?3回は飛行機に乗っている。
飛行機に乗るのは少し怖いという気持ちは今もあるが、一度座席に座ると動かなくていいというのが気にいっている。
新幹線のように、売り子が物欲しげに通ったり、態度のでかい車掌が切符見せろということもない。
ただし、じっとしているのは国内線だからの話。
アメリカとかヨーロッパに行くのは、あんまり好きではない。
時差はあるは、寝るしかすることがないのに、ちっとも眠くならないし。
インターナショナルな会社の社長さんが、アメリカと日本の間を行ったり来たりなんて話をよく聞くが、そのバイタリティには感心する。
いくらファーストクラスでも、私はいやだね。
大統領とか首相が使うような専用機でも私は願い下げだ。
よく疲れないものだ。
時差をどうやって克服しているのだろう、あの人たちは。
ところで、飛行機の利用度が上がるにつれて、少し気になって来ているのが、機内サービス。
新聞のサービスなんていうのは、あってもいいかなと思うが、あの機内の飲み物サービスなんて必要か。
沖縄とか北海道とか、やや遠いところへ行く時は、ヒマだし咽が乾くこともあるかもしれないが、東京?大阪間なんかあっという間ではないか。
水平飛行に入って、着陸体制に入るまでの時間なんか30分もない。
その間に、重たいキャリアー引っぱって、ひとり一人に飲み物を配る必要がどこにあるのだろうか。
慣れているビジネスマンは、飛び上がればたいてい寝てしまっているし、私はたいてい音楽を聞きながら読書をしている。
いちいち、何をお飲みになりますか?なんて聞いてほしくない。
どうせ、スープかジュースか、コーヒーかウーロン茶。
欲しいという人だけにサービスをすればいいのだ。
スッチーを呼ぶボタンは何の為についているのだ。
あれにどれだけの費用がかかっているか知らないが、その費用をカットした方が、結果的に料金が安くなるのではないか。
とにかく欲しい人にサービスするように変えればいいのだ。
積極的にサービスしてほしければ、スーパーシートにでも行け!
私はあの重たいキャリアーが横を通るのが鬱陶しくてならない。
何か、スッチーの数ももっと減らせるのでは、と思う。
最低限のサービスで、リーズナブルな料金体系にしてほしい。
今さらゴージャスな旅なんて、国内線には似合わないと思うのだが。
でも昔は、週刊誌も置いてあったし、サンドイッチも配ってくれたりした、今よりはるかにサービスもよくゴージャスな感じがあった、もはや大衆化した飛行機なのだから、中途半端なサービスはどんどんやめてほしいものだ、安部邦雄