ライブドアの堀江社長、いつのまにかホリエモンなんて呼ばれるようになっている。
親しみをこめてそう呼ぶ人もいれば、思いっきり馬鹿にして使う人もいるだろう。
ついこの間まで、ホリエモンはオンザエッジの堀江貴文であり、IT業界の先駆者として評価できる人物だった。
それが、ライブドアを買収し、プロ野球球団を買収する動きを見せ始めた頃から、ITの本質的な部分から切り離されたような印象がある。
単なる、経済人、それもアメリカ資本に操られた浅はかなお調子もの社長というふうに。
マスコミの処理のしかたはまさしくそういうイメージで、ここにはITなどというものの絡む余地はない。
その中で、毎日発言しているのだから、自業自得ともいえるが。
物言えば唇寒しというか、巧言令色少なし仁というか。
正直、今回の騒動にはかかわりたくない。
昨日のサンデープロジェクトの堀さんとか、財部さんとか、まるで俺は偉いんだ、俺の言うことに従え的な、高飛車な発言はどうかと思う。
あんたはまだ若いから、何も知らないんだみたいな態度は例え事実そうであっても、不快感しか残らない。
まだ、あんたたちより、ホリエモンの方が見込みがあるよといいたくなる。
谷垣さんの冷静な対応の方が大人というものである。
とはいえ、ホリエモン、何のためにテレビに出てくるのか、雑誌に出てくるのか。
しばらくおとなしく経営者として、ブレーンを交えて善後策を考えていた方がいいと思うのだが。
ま、よけいなお世話ですね。
ITと関係ない話に一々反応するのも情けないかな。
M&Aの世界に興味があるのだが、私自身ど素人なのでコメントなんてできる立場ではない、じっくりと観察させてもらうつもりだ、安部邦雄