中央図書館へ行った。
70年代から80年代に発行されたFM雑誌を閲覧したいと思ったからだ。
相談窓口で、説明すると係員の方が検索してくれた。
FMファンならあるみたいですね。
そうですか、で、70年代とか80年代とかのバックナンバーはそろってますか?
ええと、90年代からしかないですね、ちょうどこの図書館が建て替えた時からの分しか。
なんだい、それ、と思った。
建て替えるときに昔の雑誌は捨てたんかい。
どこかに在庫として置いてません?
さあ、検索上はありませんねえ。
相談係といっても、専門的なことを相談するのは無理なようだ。
本当にプロみたいな図書館員って、最近減ったんだろうな。
昔は、どこでも本のことなら何でも聞いて、というスタンスの人をよく見かけたのだが、そんな職人みたいな人は排除されたのだろうか。
音楽の世界でも、同じような事が起きている。
レコード店といえば、必ず生き字引みたいな兄ちゃんがいて、そこらへんの音楽評論家よりも音楽の知識があったりしたものだ。
それが、今やマニュアル以上のことは何も知らない。
どこも、スーパー化、コンビ二化して、専門店意識がなくなっているのかもしれない。
ま、そういうことで、FM雑誌の手がかりはまるでなかった。
戻ってきて、ネットで検索していると国会図書館に、FMレコパルなら存在するらしい。
近々、国会図書館に行くことにしよう。
今から30年前に卒論の文献を借りに行って以来だが、中はさぞ変わっていることだろう。
うまく閲覧できるだろうか、ちょいと心配。
中央図書館ぐらいでかくなると、何がどこに置いてあるかさっぱりわからず、しばらくうろちょろしただけで結局何の成果もなかった、安部邦雄