1978年のサンフランシスコからロサンゼルスへの旅。
今ほど、日本人旅行客も多くなく、まだまだ不便なことが多かった。
今では、どこへ行ってもガレリア(大規模免税店の名称。昔はDFS、デューティ・フリー・ショップとそのまま呼んだ)があって、日本人で一杯だが、その当時は西海岸にはまだ作られていなかったような気がする。
しかし、このDFSガレリア、一体だれが経営しているのだろう。
どこも同じ名前、同じロゴ、ツアー客には自動的に利用カードを発行しているし、どうも企業構造というか、利益構造が見えない。
対象客が日本人ばかりのような気もするしなあ。
何となく日本政府がからんでいて、利益の一部を税金として吸い上げているのではないだろうか。
本当にガレリアって、一体誰が全体をしきっているんだろうね、知っている人がいたら教えて。
さて、この時のアメリカへの旅行だが、西海岸のFM局の見学を一応目的にしていた。
サンフランシスコとロスの何局かをコーディネーターに紹介してもらって訪問。
受付に黒人の女性がいて、その人の美しさにびっくりしたことも。
黒人の美人というのは、最強ではないだろうか。
飲み物のサービスなどをしていただいたが、英語がペラペラしゃべれれば、しばらく話をしつづけていたかったぐらいだ。
アメリカの放送局は、実におおざっぱで、実に合理的なことに感心。
初めてトップ40というフォーマットがあることも知ったし、ニュースなどを知りたい時、気軽に色んなマスコミに電話を入れて情報を収集していたのもグッドだった。
なんてフランクな関係だろうか。
秘密主義的な日本のマスコミではありえないような情報の交換のしかただった。
とはいえ、学んだことのほとんどが、確かに合理的なシステムだが、日本では使えないなあというものだった。
トップ40フォーマットの放送局なんて、日本には無理だと思ったものだ。
最近は、コミュニティFMなんか、このフォーマットを採用すればいいのにと思いはじめている。
つまり、アメリカのFM局って、基本的に日本のコミュニティFMと同じような位置付けと考えてよいのではないかと。
やっと日本の放送環境がアメリカに近づいたと言えるのかもしれないなあ。
初体験は本当に色々あった。
FM大阪の先輩で、結婚してサンフランシスコに移り住んだ人がいて、一晩、食事をごちそうしていただいた。
その時に出て来たのが、アボガド。
当時は、日本で見ることはほとんどなかったはず。
醤油をかけて食べるとおいしいのよ、果物だけど。
そう言われて食べたら、まるでまったりとした豆腐のようだった。
あの時の味、今でも忘れられない。
今では、安い値段でスーパーに並んでいるが、あの時の味を冒涜するみたいなので、自分では決して買わないようにしている。
こういう話をしていると、いくらでも記憶が甦るのだが、中味があるようなないような話になりそうだし、今日はこれくらいにしておこう。
明日は、多分もうアメリカの話はしないと思いますね。
ディズニーランドも初体験、大リーグ(ドジャース対パドレス)観戦も初体験、ベニハナ行くのも初体験、それから×××も・・・、安部邦雄