JOYさんと言う主婦がいた。
子供2人と亭主、その弟と一緒に居酒屋へ。
子供が店内で暴れ、店員が注意した。
亭主と弟は、店員に切れ、ぼこぼこにした。
JOYさんも、一発ぐらい殴りたかったらしい。
以上のようなことを自分の日記サイトに書き込んだ。(アホちゃうか)
それを偶然に見た人が、例の2chに書き込んだ。
こんな奴は許せんと。
他にも、このJOYさんはインターネットで、書かなくてもいいのに、子供を車ではねて、相手の不注意にした話とか、亭主が脱税している話とか、専業主婦で資格もないのに保育園に子供を預けていることとかを書き込んでいた。
(というか、本人は深く考えもせず書いたことが、問題ありだったということ)
この書き込みを受けて、2chは、祭り状態。
よってたかって、このJOYさんの素性を暴きはじめた。
ネットで書き込んだ内容は、本人が消そうとしても次々にミラーサイトが用意されて保存される。
JOYさんの日記や他のサイトへの書き込みを分析しながら、本人の名前から、住所から、亭主の会社から次々に2chにさらされた。
あげくは、店員をぼこぼこにした居酒屋の名前まで明らかに。
よってたかって警察に連絡するわ、税務署に通報するわ。
プライバシーもへったくれもあったものではない。
反社会的なことをする香具師は、ネットでさらされても自業自得だということらしい。
ま、ネットに書き込む以上、それぐらいの覚悟はしていないといけないということなのだろう。
ROMるだけの人なら、こんな話を聞いてもそれほど怖さを感じないだろうが、私のような毎日自分の考えや行動を曝しているものにはちょっと不気味な話である。
誰でもが、野村のサッチーや、三浦和義や、宮崎勤や、鈴木宗男に簡単にされてしまう。
ネットの中を探せば、色々な情報が埋まっているということ。
しかも、過去に書いたものは、自分では消したつもりでも、どこの誰がキャッシュの形で残しているかもしれない。
ネットに書き込むというのは、自分を公衆に曝すということだ。
いい加減な気持ちで、自分のサイトなんか作ったら偉い目にあう。
今回はそれを実感した。
怖いので、この顛末を書いたサイトのURLは書きません。
ま、2chファンなら既に知っていることだろうけど。
住基ネットが怖いなんていっているけど、今のインターネットでも充分プライバシーは曝されます、誰もがインターネット・ワイドショーの餌食にされかねないことを覚悟しないといけないかもね、安部邦雄