夜の散歩に出る。
いつもの場所に、いつもの猫がいる。
たまに、新参者とフーフー言い合っている猫の姿も。
深夜になると、その猫達に餌を与えに来るオジサン、オバサン達がいる。
どこからか自転車でやって来る。
猫たちも、いつもの場所で、オバサン達がやってくるのを待っているのだろう。
先日、神戸で猫に餌をやっていたオバサンが150万円の罰金を宣告されていた。
可哀想という気持ちもわかるが、迷惑する人もいる。
野良猫に餌をやるのも良し悪しということか。
ある人が、野良猫や犬に餌を与えるのは中年の女性が多いと書いていた。
確かに生活に余裕のない人だと無理だろうから、餌代とか自分で調達できて、それでいてかまう相手がいない人ということなのだろう。
それが中年のオバサンになるのかも。
偏見かもしれないけれど。
公園に入って行くと、潅木のある茂みのそばに、いつも同じヒキガエルがいる。
茂みに隠れればいいのに、いつも外に出てじっとしている。
本当に、いつ行っても同じ場所。勿論、人のいない夜だけだが。
ヒキガエルにも縄張りがあるのかもしれない。
これで、彼等もじっと虫がそばによって来るのを待っていると言うことなのだろう。
しかし、動かないなあ、ちょっとは人間がそばによって来てるんだから逃げたらどうなんだ。
ネットで調べてちょっとびっくり。
ヒキガエルの寿命は30年なんだって。
私より古く、今の場所に住んでいるのかもしれないね。
そりゃ、相手にされないはずだ。
縄張りというのは、本来、その動物が生きて行く為の最低限の空間だ。
他のものが入って来たら、共倒れになる。
だから、生きる為に同胞を排除する。
人間も、そういえば同質のものを本能的に排除しようというところがある。
頭の中では共存できても、身体的には共存出来ないという感じか。
相手を倒さないと自分が死ぬ、という生存本能だ。
同質のモノであればあるほど、心の中での葛藤がある。
夫婦喧嘩なんてのも、本当は同質になることを拒否する気持ちの表れかもしれない。
縄張りと言えば、やくざの世界につきもの。
最近の新宿は、縄張りがややこしいらしい。
中国マフィアや、韓国系のやくざも入って来て、日本のやくざも恐怖を感じるような場所になっているとか。
だから、殺人事件も多いし、雑多な犯罪も増える一方。
大阪はその点まだやくざ組織がしっかりしているから、新宿のような外国人犯罪は少ない、らしい。(毒は毒をもって制す?)
外国人は荒っぽいから怖い、と日本のヤーサンも戸惑っているとか。
アウトローの世界でも、日本人はインターナショナルに弱いというわけですかね。
自動販売機もよく壊されるようになった、こんなの世界では常識だと言う人もいるが、治安の良さぐらいは世界一であってほしいなあ、今朝、代々木のコカ・コーラの自販機が壊されていて、警官と管理者が点検をしているのに出くわしたのだが、本当に困ったものだ、安部邦雄