人間で一番強いタイプは、自分の弱点をさらけ出せる人だと思う。
私の弱点はこれこれです。
だから、助けて下さいと心から言える人。
普通、自分の弱点をさらけ出すのは怖いものだ。
だから、弱点を素直に言える人は、とても勇気のある人なのだ。
ただし、こういう人は弱点を劣等感につなげてはいない。
結果的に自分に利益がまわってくればいいと思っている。
自分をバカにするなら、バカにすればいい。
それよりも、弱点を隠しておどおどするよりは、ずっと楽に人生を生きることができるはずだと。
私はどうだろうか?
弱点をさらけ出すなんてことはできない。
羞恥心と絡むような気もするし、後で自分をさらけ出したことに後悔するかもしれない。
バカだな、お前は。
何で、あそこまで自分をさらけ出すんだよ。
だから、私は強くない。
弱点を語る勇気がない。
学生の頃、ある人に言われたことがある。
貴方は自分を解放していない。
だから、そんなに悩んだりするのだ、と。
弱点は恥ずかしいものだ。
でも、その恥ずかしさを克服できれば、人はとても強くなれるのかもしれない。
図々しい人というのは、結局自分が図々しく見られてもそれを恥じない人なのだ。
周りが、どれだけバカにしようと、迷惑がろうと、だから何?という気分なのだろう。
自分を主張出来ないで、後でぐちゅぐちゅ後悔するより、よほど精神的に楽だろう。
汝自身を知れ、というのはソクラテスの言葉だが、自分の弱点を知るというのは、とても大事なことだ。
そして、それを劣等感に結び付けるのではなく、その弱点を他の人に補ってもらおうとしないといけない。
何か、一人で突っ張ってるのって、滑稽だったりするんだよね。
やっぱり伴侶って、持つべきなのだろうか。
喜怒哀楽を内に秘めるのが日本人らしい、外人さんなんか、一生懸命自分を表現しようとしているのに、日本人は自分を隠そう隠そうとする、それが日本人を自虐的にするのかもしれないね、安部邦雄