ある人から、大阪にもキュウリの馬やナスの牛はあるとのメールが来た。
一応転載。
関西でも精霊棚をかざります。
きゅうりで作った馬(迎えは早く)、
足は苧殻でつくる
ナスで作った牛(帰りはゆっくり)、
足は同じく苧殻
足がついていなくても、
きゅうりやなすがお供えされてなかった?
迎え火・送り火に使うのが苧殻
お盆の時に提灯をかざるのは迎え火
ご先祖様を家まで案内する
精霊棚の供物を蓮の葉で包んで
海や川へ流すのが精霊流し
苧殻を燃やして送り火
これが精霊送り(打ち上げ花火)
これでお盆の行事は終了
へぇー、へぇー、へぇー、と再度トリビアの泉
精霊棚ねえ、我が家にもあるような、ないような。
いつもより、お供えは多いけど、キュウリもナスも見たことはないなあ。
苧殻、おがらと読む。
別に麻幹と書いておがらとも。
早い話、麻の茎で作ったお箸みたいなもの。
亡者が頭陀袋を下げて、苧殻の杖をつき、暗い死出の道をとぼとぼ、なんて表現がある。
そうか、苧殻が足になるのか。
迎え火も送り火も苧殻を使うというのも知らなかったなあ。
我が家では、単純に線香を使っていた。
大体、苧殻ってどこへ行けば買えるのかな?
もちろん、提灯などは使わない。
いたって、シンプルな行事。
でも、それぞれの家で、色々と違うしきたりがあるということ、よくわかりました。
お供えを蓮の葉で包み、精霊流しというのも田舎に行けばありそうな感じだ。
都会じゃ、無理なような。
ところで、地蔵盆のいわれを書いたサイトがあったので少し要約。
その昔、大津の三井寺に、常照というお坊さんが、地獄に堕ちた。
苦しむ常照の前にお地蔵様が現れ、
「おまえは小さい時に、よく私を拝んでくれた。極楽にやることはできないが、もう一度人間界に戻してやろう。世のため人のために役立つ人間になりなさい」と言われ、常照を生き返らせた。
その日が8月24日であり、それからというもの、常照が生き返ったとされるこの頃に、お地蔵様を祀る「地蔵盆」が行われるようになった。
何かとってつけたような話だなあ。
ま、そういう説もあるというぐらいで覚えておこう。
ある人は地蔵盆は、日本のハローウィンだと言っていた。
子供達の祭り、次々に地蔵をお祭りしているところへ行くと、お菓子等がもらえたそうな。
これが京都を中心とした関西だけの行事で、段々すたれているというのは残念なことではありますね。
今でも、地蔵尊を見ると必ず目礼して通り過ぎます、やはり地蔵盆に産まれた私、仇やおろそかにはできません、安部邦雄