日本人は水と安全はタダだと思っている、と書いたのはイザヤ・ベンダサンだったか。
そう言われれば、ついこの間まで水も安全もタダと思っていたような気がする。
水道の蛇口をひねれば水がジャー。
勿論タダではないが、バカみたいに安い。
今でも風呂の水とか、洗濯用の水とか、節約すれば安くなると言われても、そんなの誤差の範囲という気がしないでもない。
ただ、のどが渇いた時の水はさすがに水道は使わない。
ほとんど、ミネラルウォーター、天然水を飲むようになった。
はて、いつ頃から、こんな習慣になったのだろう。
「六甲のおいしい水」がハウス食品から売り出されたあたりからかもしれない。
発売は1983年だそうだ。
この20年間で日本人のライフスタイルが変わったということなのだろう。
今や、日本人は、水をタダだとは必ずしも思わなくなっているのが正しい。
そういえば、ベンダサンの「日本人とユダヤ人」は1971年の作品である。
さて、問題は安全だ。
タダだと思っているかというと、最近はどうもそうではないような。
注意しないと、街を歩いているだけで通り魔にやられる。
それも何の理由もなく。
家はピッキング強盗に簡単にやられる。
警察なんかあてにできるとはとても思えない。
何か、自分がちょっと法を破ったら、すぐに警察につかまりそう。
つまり警察は、自分のような気の弱い善人は簡単に捕まえるが、相手がややこしそうな奴だったら邪魔くさいから捕まえないという構造になっているというか。
自分の安全は自分で守るしかない。
これは、警察に対してもそうだ、ということ。
今年のGWに駐車違反及びスピード違反の連チャン検挙されたことなんか、その典型であった。
自分の免許証は自分で守る。
警察への上納金(罰金などとぬかしやがって)なんか、絶対に払ってはいけない。
そんなの暴力団への用心棒代と、どこが違うというのだ。
ま、暴論ですけど。
ええ、ええ、水も安全も、もはやタダだとは思っていません。
自分を守る為には、必要な金は出します。
これが、責任というもの。
いつまでも、国に頼ってばかりいて、自助努力をしない守旧派にはなりたくございません。
でもねえ、、、
タダでなくていいから、せめて100円ぐらいにしてもらいたいなあ。
駐車違反の罰金もね。
何故駐車違反するかというと、駐車料金が高いからだ、これが何時間止めても100円なら、だれも駐車違反はしないのではと思う、駐車スペースが確保され、料金が100円なら、喜んでそれを使うだろう、早い話、警察と駐車場業者はグルだということだ、安部邦雄