日曜日といえば、20年ぐらいまでは唯一の休日だった。
いつのまにか、土曜日も完全休日。
その差は、テレビ番組がちょっと違うぐらいになってしまった。
学校も土曜日は休み。
隔世の感があるというか。
私がサラリーマンになった時、土曜日は時短休日という扱いをされていた。
休みではないが、半ドンで来ても効率が悪いから休みたい奴は休めという感じだったろうか。
確かに1時間半ほどかかって通勤しているサラリーマンが、4時間ほど働いて又帰るなんてあまりにも非能率ではある。
職住近接の頃はまだよかった。
昼食時には家へ帰って、飯を食うなんて実に牧歌的ではあるまいか。
その時は半ドンも意味があったろう。
学校が半ドンの時は、私も楽しかったものだ。
土曜日が日曜日になって、どれだけわくわくするものか。
私は、土曜日が休みになるなら、水曜日か木曜日ぐらいが休みになってほしいとよく思った。
アメリカは宗教の関係で、土日が休みなのだろう。
日本がそこまで真似しなくともよいのではないか。
今も私は、土曜日の休みは好きじゃない。
休みは日曜日だけでいい。
水曜日が休みなら、月曜、火曜に年休をとれば4連休も思いのままではないか。
どうも、恒久的に2日間連続休みというのが合理的だとは思えないのだが。
日本人にとっての休日って、もう少し議論したらどうだろう。
ただ、欧米に合わせて増えればいい、というものでもなかろう。
ヨーロッパでは、週休3日制などという話もある。
ワークシェアリングという意味合いもあるのだろうが、そんなに休んでどないするねん。
ついこの間まで、日本では休みは盆と正月しかなかったのだ。
それで、日本人がどれだけ精神的に貧しかったというのだ。
休みは、ひとりひとりが自分の裁量でとればいいのだ。
上から、休みを与えられるなんて、そろそろ考え直した方がいいのではないか。
とはいえ、放送局で営業やっていた時は早く休みが来てほしくてしかたがなかった、平日は毎日がプレッシャーで、息抜きできるのは休みの日だけだったから、安部邦雄