8020という数字が何かわかる人は、ある程度の年の人かもしれない。
これは年をとっても、入れ歯にならない運動とでもいうもの。
80才で自分の歯を20本残そうというのがその趣旨だ。
ところが実際のところ、80才の歯の平均本数は5本程度らしい。(除く親不知)
大体、私の年代の平均が20本だそうだ。
私の現在の欠損数が3本、つまり親不知を除いて21本。
ほぼ平均である。
確実に入れ歯のお世話にならないといけないんだろうな、とため息が出て来る。
何故、こんなことを言い出したかというと、昨夜、お煎餅を食べていて、歯が半分欠けてしまったからだ。
機嫌よく、お土産にもらった沖縄の泡盛を飲み、あてとして黒豆煎餅というのをボリボリ食べていたのに、いきなりガリ!
あ、歯が欠けた。
明日、行きつけの歯医者の予約をとったが、下手したら残った歯を抜かれてしまいかねない。
抜かれたら、欠損は4本。
ついに、平均本数になってしまう。
イヤだなあ。
今まで、何度か歯が抜ける夢を見たが、その度にめちゃめちゃ寝覚めが悪かった。
夢でよかったなあとほっとするが、歯が抜ける夢は身内で死人が出るなんて言われたりしているので気分が悪いのだ。
とはいえ、夢辞典では「歯が抜ける夢は、縁起が悪いと言われますが、良い意味でも悪い意味でも、変化を表します。」とあるので、悪いことばかりではないとも言えるのだろう。
さて私、80才になっても歯が20本あるだろうか。
その前に、80才まで生きれるかどうかが問題だが。
私の父は88才だが、総入れ歯ではなく、自分の歯で毎日食事をしている、やはり自分の歯で食事ができる人は元気なのかもしれない、このまま100才になっても自分の歯を保ってほしいものだ、安部邦雄