- 親子丼

大阪に来て、親子丼を食べた。
うまかった、これが本当の親子丼の味だ、と思った。
東京の親子丼は最低である。
よく、こんなまずいものを親子丼などと称して食っているものだ。

東京の親子丼の何が、駄目か。
鳥がスカスカでパサパサなのだ。
卵とまぜても、もごもごするだけ。
大阪の鳥（かしわ）の何とジューシーなことよ。

浅草の方に、行列して親子丼を食わせる店があるが、あんまり期待できそうにないので行ったことがない。

こんな親子丼を日頃食っていたら、ちょっとウマければ並びたくもなるはずだから。

東京へ来たら、親子丼は食ってはいけない。
大阪の人、気をつけてね。

東京で食べてはいけないものって、ほかにもたくさんある。

蓼食う虫も好き好きというから、ほっとけばいいのだが、わざわざ蓼食うこともないのからご紹介する。

たこ焼きは本当にひどい。
こんなものが8個500円！
小麦粉練って、タコ入れて焼いたらたこ焼きか！？
大阪を粉文化と揶揄する人もいるが、粉を処理するノーハウは東京になさすぎるのである。

天婦羅もひどい。
ごま油入れるのは許すとしても、もっとカラッと揚げれないのか。
東京の天婦羅そばの高いのはどうだ。
たかが、天そ（大阪ではそう縮めた）に1000円も出せるか！

餃子もはるかに大阪の方がうまいし、うどんなんか東京で食う奴はあほだ。（といいながら、値段が安いので時々食べてしまう私はあほか？）
大阪では、すうどんを190円ぐらいで売っているが、東京は最低でも290円はとる。
それでいて大阪の方がうまい。
何が違うというんじゃ。（最近話題の讃岐うどんが、小玉190円も、量少な?！）

とにかく、東京では味の知らないものを食わない方がいい。
無難なものを無難に食べておくのが、イライラしない秘訣である。

金出してイライラを買うほど、馬鹿な人生はないのだ。

東京にいると、心からそう思ってしまう今日この頃である。

無難に食べ物ネタを書いてみた、東京で気に入っているのは、歌舞伎そばとスパゲッティぐらいか、もんじゃ焼きは胸焼けするし、焼肉はあまりの値段に、悪酔いしてしまう、焼き鳥なんか食べる気もせず、安部邦雄