少し前に書いた、欠けた歯の治療が今日終った。
何故歯が欠けたかと言うと、歯自体が斜に伸びていて、そこに縦の力が働き(つまり上の歯とのかみあわせ)、支えがない部分が欠けてしまうのだ。
悪いのは、斜に伸びた小臼歯にあるらしい。
前に治療したのは、まだ高校生か大学生の時だった。
その時も、歯が斜に出ているので、特殊な処理のしかたをしますと言っていたのを思い出した。
端の歯が欠け、それに伴い冠も外れると言う形だ。
先生は言った。
とりあえず、詰め物を新しく作りますが、そんなに持ちませんよ。
これから、歯の治療される度に、このセリフをいわれそうな気がしてならない。
もう、虫歯になる年でもないということなのだろう。
私、東京に来て15年。
健康診断以外、一度も医者に行ったことがない。
風邪をひいたり、花粉症になっても、売薬で適当に処理している。
ああ、一度、目が疲れたからと目医者へ行ったことはある。
そしたら、異常なしだけど老眼だからメガネをかけなさいと言われた。
すぐに視力検査をし、高い老眼鏡を買わされた。
ま、今も愛用しているので、買ったことは後悔していないが、医者に行くのは金がかかるというイメージがはなれないのだ。
唯一の例外が、歯医者に行くこと。
歯は悪くなれば、自然治癒は絶対にしない、と子供の頃おどされた。
だから、何があっても歯医者だけは行く。
詰め物が外れれば、それを持って填めてくれと直ぐにかけつける。
歯は失ったら二度と戻らない。
まるで、禿げた人の髪のごとし、なのかも。
かといって、歯医者が好きだというわけではない。
不自然な姿勢、よってたかって虐められているという印象もぬぐえない。
神経にさわると、地獄のような苦しみもある。
肩に力が入り、腕は硬直する。
あんな姿勢、1時間つづけたら1ヶ月は肩凝りで苦しむかもしれない。
とにもかくにも歯の治療はとりあえず終った。
今も別に、あやしげな歯が一本ある。
いつ欠けてもおかしくないのだが、さて今度医者に行くのはいつのことやら。
今日は単なる日記です、前に8020運動を書いた時、人の歯は24本と書いたけど、28本の間違いでした、私の欠損は3本だから現在は25本(+親不知3本)残っています、安部邦雄