ライブドア対フジテレビの騒動はいつまで続くものやら。
M&Aというのは、必然的に企業同士のせめぎ合いを生むものだが、今回はテレビやマスコミの格好の材料になっていてなんともはやという状況になっている。
ホリエモンを単なる出たがりなどという人がいるが、それは出そうとする人がいるからでもある。
彼が出れば視聴率が上がる。
雑誌の部数が伸びる。
だから、マスコミはいい様に利用しているだけなのだ。
だいぶ前の「ミッチーvsサッチー騒動」と構造は同じ。
ライブドアがニッポン放送の経営権を握ったらどうなるのかなど、本質的にはどうでもいいことなのだ。
火事は大きいほど面白いというだけだ。
昨日、新株予約権の差し止め仮処分が出たが、私も経営者としてそんなの当たり前だろうと思っていた。
株の保有者は本来、保有した分の権利が保証されている。
それを何の許可も得ずに、第三者に株を優先的に割り当てて、他の株主の権利を侵害するなんて許されるはずなかろう。
それをフジが勝ったら、ライブドアが勝ったらなどと面白おかしく紹介するものだから、権利も何もわけわからないものになっている。
株を買うということは、その企業のリスクを自分も持つということなのだ。
リスクだけ持たせておいて、おいしくなったらその株の権利を減殺させるなんて、そんな理不尽な話はないだろう。
といっても、株のことを理解していない人には私の言っていることもわけわからんことかもしれないが。
時間がないので、また明日。
あ、明日は日曜日か。
株を買うということはリスクを買うということだということ、わかる人はわかっていると思うけど、安部邦雄