女性デュオ、tATuといえばドタキャンがキャッチフレーズになりそうだ。
テレビ出演ドタキャン、コンサートのリハをドタキャン、さて次のドタキャンは。
ドタキャン、土壇場でキャンセルすることをそう呼ぶ。
放送業界や音楽業界が使いそうな言葉である。
スッポンかます、なんて言葉もあった。
すっぽかすことだ。
私も放送局に勤務していた頃、よくスッポンかまされたものだ。
海外旅行から帰って来ず、番組をすっぽかした奴。
ダブルブッキングしてしまい、録音時間に現れず、その後ひたすら逃げ回っていた奴。
某大物女優のインタビューの時間に現れず、仕方がなしに私が代わりにやったこともある。
事前の用意ができず、見事にぼろぼろだった私。
ドタキャンした本人、「え?そうやったかな」ととぼけやがった。
ところで、何故ドタキャンの話を私がしているかと言うと、今日どうしても話がしたいと言うので無理矢理時間をさいたのに、結局今になっても現れないのだ。
何だろうね、こういう奴。
他人のスケジュールなんて、何とでもなると思っているのだろうか。
ちょっとこちらが文句言うと、電話を一方的に切ってしまうし。
何があんたのまわりであるのかしれないけれど、わざわざ時間を空けて待つ私は何なんだ。
でもね、こういう奴、意外と多い。
本人、ちっとも悪いとは思っていない。
そんなこと気にしていたら、人間何もできなくなる、などと嘯きかねない。
しかしなあ、よくドタキャンできるものだ。
私なら、一応連絡ぐらい入れるし、もしドタキャンしようものならしばらくは落ち込んでしまうだろう。
結局、損な性格というやつだろう。
そう生まれてしまったのだから、諦めるしかないよね。
メールを送ってもなしのつぶての人も多い、具体的な返事は後でイイから、せめて見たかどうかぐらいは連絡するのがマナーだろう、ああ、イライラするなあ、安部邦雄