京阪電車に乗りながら、どうも変だなと思うことがあった。
京阪の特急というと、車体の上がライトブラウン、下がレッドで、先頭車両にハトのマークというのが普通。
ところが最近、特急と称しながら緑系の普通の電車が目立つのだ。
しかも長椅子型の座席で、特急の名に値しない(あくまで京阪電車としてだが)車両のくせに、何が特急だと一人文句を垂れていた。
で、先日、ふと気づいた。
なぜ、京阪の特急に非特急型の車両が使われているか。
もう1年以上に前に言及したことがある。
ダイヤの改正で特急の本数が15分に1本から、10分に1本になったのだ。
そうするとどうなるか。
特急の車両が不足するのだ。
特急料金が不要なのに、きわめて豪華な車両(テレビカーとか二階建て車両とか)が用意されていた京阪特急。
そんな車両を新たに発注する予算なんかないだろう。
そりゃそうだ、特急が増えた分、急行や普通などが減っているわけで、その車両が今度は余ってしまう。
で、しかたなしに、普通の車両を特急と称して走らせるしかない、ま、おそらくそういうことだろう。
でも、緑色の京阪特急は本当は見たくないなあと思うのだ。
やはり赤系統のツートンカラー、それでこそ京阪特急なのになあ。
先日、その特急車両に乗った、驚いたことに車内に広告がほとんどない、まるで新幹線のようにシンプル、そして静か、普通の電車は中吊り広告などで一杯なのに、何だろう、この差別、安部邦雄