クリスマス・イブ、でも代々木周辺には賑わいはほとんどない。
静かな夜、silent night。
スープを飲みに入ったウェンディーズで、何人かの集団が王様ゲームをやっていた。
酒も飲まずに、何をバカなことをやっているんだという感じ。
でも、若者らしくて微笑ましい。
男4人に女の子1人というのがちょっとね。
クリスマスをカップルで過ごすなんて、一体誰が言い出したのだろう。
自慢じゃないが、クリスマスを二人で過ごしたことなんか一度も・・・ないこともないか。
でも、私がケチなのか、わざわざクリスマスに金を使うようなことはしたくない。
家で静かに、キリストの誕生を祝えばよいのだ。
だが、昨日の天皇誕生日でも、赤飯たいたりして祝った人、どれだけいるのだろうか。
天皇より、キリストの方が祝う価値あるのだろうか。
キリスト教徒でもないくせに。
昔は今ほど季節的な行事がなかったからか、クリスマスの集いの記憶は多い。
地域の青年部主催で、クリスマスパーティというのを毎年やっていた。
それだけ、町会の行事って盛んだったということだろう。
だが、私が中学に上がるぐらいから、このパーティは実施されなくなった。
段々、人が地域のイベントに集まらなくなってきたというか、
そういえば、秋祭りの山車も担ぎ手がどんどん減って行ったのもこの頃からだ。
私の行っていた珠算塾でも、教室を使ったクリスマスパーティをよくやった。
宝くじのようなもので、初めて特賞にあたった時のことを今でも忘れられない。
番号のくじみたいなものって、当たるなんてほとんど思えなかったので、実際に当たってびっくりしたものだった。
銀色の三角帽子、色テープの飾り付け。
みんなで楽しみましょうというのが、昔のクリスマスだった。
今は、二人で静かに過ごすのがクリスマスの定番なのかもしれない。
キャバレーとかクラブとか、昔はどこもクリスマスパーティなんてよくやっていたなあ。
レイを首からかけて、赤い顔して、千鳥足のサラリーマンが一杯。
その時と比べたら、なんて静かなクリスマスの夜。
♪シングルベッド?シングルベッド?さびしいな?
露の五郎さんが、落語でよく歌っていた。
赤鼻のトナカイさんだって、今日ばかりは自分の出番だと喜ぶのに、今年も私は会社でひとり仕事。
♪愚痴は言うまい、こぼすまい、これが男の生きる道?
ま、今夜は訪れる人も少ないでしょうし、これぐらいの更新で御勘弁を。
テンション上がらんなあ?、所詮人間なんて、周りの雰囲気でやる気にもなれば、ひがみたくもなるということなのでしょう、安部邦雄