今年も1/15を迎えた。
ついこの間まで、成人の日だったのに、今では何でもない日になってしまった。
3連休を増やすという国の施策に対応してそうなってしまったのだが、昔その日に成人を迎えた一人として、ちょっと残念な気がしないでもない。
今から9年前の1/15、私が制作にかかわった「ボクサー・ジョー」の上映会が大阪城ホールであった。
辰吉丈一郎を描いた映画である。
今ではあまり思い出したくない、嫌な思い出が一杯ある作品なのだが、このときの上映会のことは色んな意味で感慨深いものがあるのだ。
そう、上映会の次の日の早朝、あの阪神淡路大震災が起こったのである。
大阪城ホールでのイベントを終え、やれやれという感じで大阪に宿泊。
まだ精神的に高揚している中で震災は起こったのだ。
大震災なんて、関東で起こるものと信じて疑わなかった関西人。
関東大震災が来るから、早く大阪に戻っておいでともよく言われた。
しかし、思いもかけず、関西を大震災が直撃した。
大阪に宿泊していた私が、寝ぼけながら、「あれ?俺はもう東京に戻ってきたんだっけ?」と思ったほどだ。
東京で地震になれっこになっていた私。
だから、こんな大きな揺れが大阪で起こるわけはないと心の底から思っていたのだ。
そうか、あの時からもう9年経つんだなあ。
などと感慨に浸っている余裕もなくなってきた。
震災の話はまた明日にでも。
今日は、雪で大荒れと言われていた北陸に行ってきた、確かに飛行機は1時間以上遅れたが、現地は雪もつもっていず、それほど寒くもないという東京と大して変わりない状況だった、何だちょっと雪を楽しみにしていたのにと思った次第、安部邦雄