- 多忙

忙しい、忙しいなどと言って、バタバタしている人の半分は、実は大して忙しくはない。
忙しいと言うことで、自分にバリアを張ったつもりになっているのだ。
私は忙しい、だから邪魔をするな、口出しするな、新しい仕事を持ってくるな、仕事のやり方に文句をつけるな。
ただ、これは相手が弱者にしか使えない。
上司に言われたりしたら、忙しいという言葉は途端に消えてしまう。
忙しい振りが効果を持つのは、自分より弱い立場のものだけだ。
だから、自分が弱いものの味方だと思うなら、なるべく忙しいという言葉を避けるべきだ。
相手が強ければ、いくら忙しいと言ってもかまわない。
やれるものならやってみな、である。

で、今の私。
たいして忙しくはない。
金になりそうな話なら、いつでも24時間、供出する用意はある。
何かありませんかね、でも、仕事するのを見てから金を払うというのはご遠慮いただきたいですが。

でも精神的には、忙しいかな。
やらないといけないことは一杯あるのに、できることなんかたかが知れているという状況。
何をするにしても、まず私自身が情報を集めないといけない。
情報の意味を知らないといけない。
その情報が正しいのか間違っているのか、有効期限は切れていないか。
一番新しい情報はどれなのか。

情報を咀嚼することは、時間もかかり、精神的にも負担がかかる。
すぐには金にも変えられない。

多忙であっても、仕事をしたという充実感がまるでない。
その意味では、今の自分にすごく不満。
最近の更新に、イマイチ訴求力がないとしたら、原因はそのあたりにあるのではないかと分析する次第であります。

今年は毎日新しい人と会うことを目標としたいと思ったのだが、なかなかうまくいかない、今日は新しい人二人に会えた、明日は日曜だからどうかな？安部邦雄