私は大阪へ入る時は、たいてい伊丹空港を使う。
関西空港から大阪へ行くことは稀である。
しかし、たまに関空を使うと意外な発見があって面白い。
先日、12時の関空行きに乗ったときのことである。
珍しく、搭乗口からバスに乗る。
そこから、ずーと走って、空港の端の方へ。
小さい飛行機がぽつんとそこにあった。
ボーイング737、120~130人乗りである。
後ろにいたカップルの女性が思わず叫んだ。
うわあ、何このチンケな飛行機。
ねえ、これ本当に大阪行き、間違いとちゃうのん?
気持ちはわかる、でもこれが昼間に東京から関空に飛ぶ機体なんだよ。
東京と大阪を結ぶのだから、ジャンボとか777クラスだと思うかもしれないが、関空の昼便とか深夜便とかにそんな機種は使わない。
何しろ、関空なんか、東京ー大阪の移動に使おうなんて思わないのが普通だ。
伊丹より時間はかかるし、空港に行くまで金もかかれば時間もかかる。
それが昼間とか夜遅くなるとよほどの人でない限り使わない。
で、まるで地方空港を結ぶのに使う機種が活躍したりするのである。
まあ、たまにはこんなチンケな飛行機もよいではないか。
しかし、気分的にはやはり圧迫感があって、こういう飛行機には乗りたくないなあと思う。
同じ費用なら、大きな飛行機の方がシートもゆったりしているし、設備もいい。
小さい飛行機は、すべてチンケだと思っていい。
スッチーも二人しか乗っていないし、操縦士だって、副操縦士本当に乗っているの?という疑問まで湧いてくる。
てなわけで、その時の女性の、懐疑的な声、本当にこれで大阪行くの?というのが忘れられないので、ちょっと書いてみました。
今のところ飛行機はJASが使っている777が一番いい、テレビモニターが全席についているのが嬉しいのだが、他のキャリアは何故そうしないのだろうか、安部邦雄