先日、この欄で会社のそばのウェンディーズが閉鎖されたと書いた。
1/31(土)で、店をクローズしますという貼り紙が今もある。
ついでに、同じスペースにあった写真現像のチェーン店もなくなっていた。
何だろうね。
そこそこのスペースがあったので、どこかに買収された可能性もないことはないが、多分違うだろう。
いわゆるオーナーが資金繰に行き詰まったのだと思う。
1月までしか、テナント料が払えなかったのだろう。
原因は、もちろん銀行の貸し渋りである。
今まで、気軽に融資してくれていた銀行が、借換を拒否するというパターン。
不動産不況でも書いたが、企業が行き詰まるのはこれからだと私は思う。
経営的立場にいる人は、先刻ご承知かもしれないが。
店を閉鎖したところは、他にもいくつかある。
昨年暮れに、ウェンディーズの前にあった喫茶店が閉鎖した。
おにぎり定食を出してくれるアットホームな喫茶店だったが、「残念ですが・・」と書いて撤退して行った。
角にあった弁当屋さんも同じ頃店を閉めた。
そこそこ固定客もいて繁昌しているように見えたのだが、いきなり閉店。
これも多分資金繰がうまくいかなくなったものと思われる。
そのビルは地下一階、一階、二階が現在空室である。
その並びにあった、おしゃれなパン屋さんも、改装のため暫く休業しますと書いたきり、シャッターが閉まったまま。
逃げてしまったのだろうか?
改装といえば、昔はよく行った喫茶店「ブードゥー」(名前がおどろおどろしいのが面白かった)もそう貼り紙をして暫く休業。
で、先日新装開店!と思ったら、いきなりカラオケスナックに変貌。
店の名前もありふれたものに変えてしまった。
店主はそのまま。
今まで、ウェイトレスをしていたオバさんが、いきなりスナックのママの衣装に着替えて店の中をうろうろしている。
ええー!何それー!
悲しいかな、様になっていないというか、何と言うか。
喫茶店じゃ、もうダメだったんだね。
そうなら、閉める時にそう書けばいいのに。
この店に、ベトナムから来ていた女の人がいて、愛嬌もあって私は贔屓にしていた。
入管法がうるさくなってから、姿を消したのがとても残念。
不法の出稼ぎ人でも、イイ人は一杯いる。
どこかで元気にしているのだろうか。
何か、これから3月ぐらいにかけて閉鎖する店が増えるような気がする。
皆さんのお近くはどうであろうか。
本当、無策の政府にはほとほと愛想が尽きる。
つまりテナントで商売やっているところは、こういう時代はとても辛いのです、オーナーさんがやっている店以外は、いつやめるかばかりを考えているんじゃないでしょうか、安部邦雄