3/3、桃の節句、つまりひな祭り。
昔から、何のためにこんな行事があるのだろうと思っていた。
端午の節句、子供の日もしかり。
鯉のぼりも武者人形も、風物詩ではあったが子供心にもどうでもいいものだった。
我が家にそういう祝いが何もなかったということだけかもしれないが。
お雛様も金太郎の人形も家にはなかったし、なくても何とも思わなかった。
今では、子供のいる家はどこも同じような祭りをして子供の成長を祝っているようだ。
だからどうだというのだと、今も私は思っている。
最近、ひな人形のコマーシャルを見ることも少なくなった。
昔ほど売れなくなったのだろうか、ついこの間まで、正月になったとたん、テレビはひな人形の宣伝にあふれていたというのに。
これも不景気の余波なのだろうか。
先ほどまで会社の同期二人と楽しく酒を酌み交わしていた、俺たちはまだまだ頑張れる、今年は何かをやろうなどということを酔っ払いのオッサン3人が叫んだりしていた、さぞ周りは迷惑だったろう、今日は時間がないので、このあたりで、安部邦雄