旅行に出れば、お土産は必ず買って来ないといけないものなのか。
昔から、納得出来ないことのひとつ。
その土地にしかなくて、値段もリーズナブルならわからないでもない。
ほとんどの土産が、高い、まずい、不必要な気がして仕方がない。
それでも、旅に出れば土産は当たり前みたいに買い漁る。
確かに北海道で買う蟹は安いが、そこまで行くまでにどれだけ金を使っているのだろう。
蟹ぐらい少々安いのは当たり前ではないか。
いや、本当はもっと安いかもしれない。
観光客からはぼったくるのが当然と思っていないか。
地元の人はもっと安い値段で買っているのではないか。
疑問が次から次と湧いて出る私だ。
ま、蟹は安いからつい買ってしまうが。
初めてハワイに行った時、市内観光というのがついていた。
早朝にホノルルに到着、ホテルのチェックインは午後からということで、眠いのにハワイのあちこちをバスで連れていかれる。
パンチボールの丘だの、何とか記念館だの。
日本語が流暢な二世だか三世だかが、あちこち説明するが、眠い私、ほとんど聞いていない。
やがて、変な土産物屋に到着。
みんな降りろと言う。
ここで1時間休憩って、何で着いたばかりなのに土産買わないといけないのか。
飲物は無料ですよというが、まるで昔の渡辺のジュースの素で作ったような飲物だ。
何だよ、これ。
旅行業者の手数料稼ぎじゃないか。
後で聞いたのだが、海外旅行では当たり前のことらしい。
ツアーガイドのけっこうな小遣い稼ぎなのだ。
感心するやら、あほらしいやら。
以来、私は海外に行けば、市内観光はよほどのことがない限り断ることにしている。
土産物を買うこと等、今も何の興味もない。
何で旅行したら、土産物を買おうとするのだ日本人は。
それを利用してかDFSなんか、そこへ行くタクシー代だって無料だ。
日本人なら、確実に土産物店に金を落としてくれるというのが前提になっているのだろう。
それだけ、土産物にはマージンだとか口銭だとか、一杯のっかっているというわけだ。
不愉快、こんな制度、反吐が出る。
国内の1万円以下のバス旅行なども、結局土産物店でのマージンがあるから成立するのだ。
一々、土産物店に寄るなと私は思うのだが、お客さんは喜々として買物に夢中。
興味のない私はどうしたらいいのだ。
ま、それだから安い値段で旅行ができるのだ、我慢しろなどと言われる。
でもねえ、土産物なんかホントに欲しい、みんな?
そこに行かないと手に入らないなら、許さないわけでもないのだが、そんなもの必要か?と思うもの多すぎない?
名物にうまいものなし。
お土産に、珍しきものなし。
そんなの、今なら東京のどこかに売っているだろう。
どうも、納得出来ない。
おかしいよ、絶対に。
観光地とか遊園地とか劇場とか、一物二価というものも多い、外なら200円ぐらいの飲物が、中に入ると500円だったりする、そんなの儲け過ぎじゃないか、おかしいと思わんのか、消費者は、安部邦雄