今、話題の年金について書く。
私は会社員になってから30年間、ずっと厚生年金保険に加入していた。
一応、未納ゼロ。
ただし、学生時代は国民年金を払った覚えはない。
払うべきだったのかどうかもわからない。
強制になったのは86年からだから、払わなくともかまわないのだろうが、やはり問題だったかもしれない。
小泉首相がわけのわからない弁解をしていたが、私も弁解をしろと言われればああなるのかもしれない。
年金なんて考えたことがないというのが、偽らざるところ。
知らなかったのが罪だというなら、私も責めは負わねばならないのだろう。
しかしねえ・・・。
父が軍人恩給をもらっているのは知っていた。
戦後ずっと受給しているようだ。
兵役についていたということだけで、もらい続けているのだが、これも変な話だ。
戦争が終わって、もう60年近く経つ。
何ゆえに今も国は旧軍人に金を払い続けるのか。
最低でも60万円程度もらえるのだが、一時期軍人だったというだけで何故毎年もらい続けることができるのだろう。
自民党が遺族会の票欲しさに廃止できないのかと思っていたら、共産党もこれを支持。
恩給のアップまで要求している。
一体、そんな金どこにあるのだと思う。
生活保護でも受けているのか旧軍人は。
旧軍人だけではない。
元公務員たちの年金の額の多さには驚く。
悠々自適、やっぱり公務員やっていてよかったという老人の多さよ。
一体、その金誰が出しているんだ。
贅沢できるほどの年金を、本人が積み立てた以上に支払う義務などどこにあるのか。
しかも、これから年金をもらえる人はそうじゃない。
贅沢などありえないだろうし、下手したら生活ぎりぎりの金しかもらえないかも。
とにかく、今もらいすぎている連中を何とかしろと言いたい。
こういうのも既得権というのかもしれないが、納得できないことの一つだ。
とにかく、既得権とやらを一度すべてゼロに戻すべきだ。
こういう不平等を放置しておいて、フェアな年金制度ができるわけないではないか。
現在、榊原英資「年金が消える」を読んでいる、いやあ知らなかったこと多すぎ、社会保険庁は今まで何を啓蒙してきたんだと情けなくなる、安部邦雄