好き嫌いが激しい人は経営者はできない。
最近、心からそう思う。
好きな人は厚遇し、嫌いな人は能力関係無しに冷たく扱うなんてことしていたら、企業なんか維持できないだろう。
あ、私は経営者に嫌われている、なんて社員が思ったら、モラル低下は避けられないだろう。
経営者は、公平でなければならぬ。
経営者は、能力本意で人を判断できないといけない。
昨日も書いたが、私には無理かもしれない。
肌に合わない人が、私には意外といる。
食べ物の好き嫌いと同じかもしれない。
嫌いなものに理由はない。
とにかく食べたくないのだ。
私があまり口にしたくないものを列挙してみよう。
まず、カボチャ、天ぷらはまだ許せるのだが、煮付けは勘弁してほしい。
サツマ芋もあまり好きじゃない。
実は焼き鳥も本当は遠慮したい。
人と飲みに行って、よく連れて行かれるのが焼き鳥屋さんなのだが、次の朝は大抵胃がむかむかする。
元々カシワ(鶏肉)が好きじゃないのだろう。
ミョウガも何がうまいのかさっぱりわからん。
香草系(紫蘇とか山椒とかも)は全て嫌い。
東南アジアに行けば私は食べるものがなくなるのだ。
サフランライスなんか、よく食えるものだ。
好き嫌いの話はそれぐらいにしよう。
とにかく、私は食べ物の好き嫌いが意外とあるのだ。
皆さんが気づかれないのは、あまりそれを口にしないからに他ならない。
中華料理は嫌い、とりわけあんかけ風はみんな嫌いなんて言っていたら、人との付き合いはできない。
だから、私はいつもどこかで無理しているのである。
給食で出されたおかずが不味いのに、先生はみんな食べるまで許さないなどと言う。
それで、どれだけ苦しんだことか。(残すことはほとんどなかった私)
自分の感性をごまかして、秩序に従うことの辛さといったらなかった。
だから、肌に合わない人も一杯私にはいる。
でも、仕事柄つきあわないといけないから、何ごともなくつきあっている。
生理的に嫌いなのであって、理屈でどうのこうのということではない。
この生理的な嫌悪感をごまかすのは、とても辛い。
どうせ、相手もわかっているはずと思いながら、今日も無理している。
どんなものにも、あまり好き嫌いのない人はとてもうらやましい。
以上、今回も日曜更新をしてしまいました。
私は、どんなことにも動じず飄々として業務を処理する人だと言われることがある、でも、それは努力の賜物以外の何ものでもない、本当は嫌なことはしたくない、できれば逃げ出したいと何度思ったことか、安部邦雄