昨日、浜田山の図書館へ借りていた本を返却に行きました。
ついでに、この間まで住んでいた部屋に行ったのですが、既にカギがかかっていて中に入れませんでした。
12年間もここにいたのに、もう私の手の届かない場所になったのか。
そんな気持ちになって思い出したのが、「ローマの休日」のラストシーン。
すべてのセレモニーが終わり、一人その場を去るグレゴリ?・ペック。
もうあの時間は戻らない、あの人との思い出も今は空しい。
このぽっかりとした胸の空洞を何で埋めればよいのだろうか。
確かに、私の12年間はここにあった。
今はそれも、夢幻のごとくなり。
ということで、泣く泣く浜田山に後にしました。
山のあなたの空遠く 幸い住むと人のいう 歌丸
忙しいのについ書いて時間を使ってしまった、安部邦雄